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宇検村一覧

旅日記を書いてみた2:2014年1月13日奄美大島・宇検村2日目

前日は明け方近くまで仕事をしてしまったのだが、今ひとつ寝られず、8時には起きてしまった。

朝食。
去年のワークショップ行脚後半くらいから、朝食は自分で用意する習慣になった。
朝食付きの宿だろうと。
ここも朝ご飯出てくる宿だけど。

朝いっぱい食べると、なんだか調子悪い。
今日の朝食、自宅から小分けして持ってきたミューズリーに牛乳、昨夕に名瀬のグリーンストアで買ったポンカン。
甘くないミューズリーなのだが、これに「島とうふ屋」のミキを追加投入した。

ミキは、米の発酵飲料である。奄美のスーパーや集落の商店などでも気軽に買える。

幾つかのブランドがあるが、今のところ「島とうふ屋」のミキが一番自分に合う気がする。ペットボトル入りなので、あまったら持って帰ることもできるし。

参考リンク → 島とうふ屋謹製 奄美みき

その後は、ひたすらデスクワーク。
部屋をまったく出ず。
こもりっきりで。
奄美大島で!

まぁいい。

途中、最近試しているパワードリンクをつくり、飲む。これについてはいずれ別に書く。

昼過ぎ。
うけん市場」へ行き、かしゃ餅や柑橘類を購入。
その後宇検食堂で昼ご飯。

かしゃ餅は、昨日名瀬のグリーンストアでも買った。
でも、うけん市場で買える宇検村の「ふなぐち」のかしゃ餅が一番好きだ。
甘さとよもぎの苦さ、そしてかしゃの香りのバランスが、とても良いように思う。
かしゃ餅はいい。美味しいし、繊維質が豊富だから便通にも……。

さて、かしゃ餅とはなにか。
それはつまり……奄美伝統のお菓子、カシャンハで包んだ上新粉のよもぎ餅である!
わけわからん。

かしゃとは、ショウガ科ハナミョウガ属の、クマタケラン(熊竹蘭)のこと。
かしゃ餅は、クマタケランの葉で、濃厚なヨモギ餅を包んだもの。カシャンハの香りも食欲をそそる。
下のページを見たら、蒸すと葉の香りがさらに増すらしい。

なんだって!?
まだ試してない。

参考リンク → カシャとサネン

さて、おやつも食べつつ夕方まで部屋にこもりっきり。
デスクワークデスクワーク。
(キーボードを)打つべし打つべし。

夜、宇検食堂でご飯。とんかつ食べた。
食後に、明日のワークショップの打ち合わせ。

明日のワークショップは、今年で4年間連続で訪れている小中学校。
今までの集大成として、さすがによそではできんよこれ、という内容をやる。
こちらサイドのテーマは「ガチ」。

そして部屋に戻る。

デスクワークデスクワーク。
いろんなジャンルのデスクワーク。
猛然とデスクワーク。
たぶん背中から炎が立ち上っていたと思う。
あるいは青黒いモヤモヤが。

途中、荷造りをコツコツ進めたり、洗濯をしたり。
明日の行程、ワークショップ後、奄美大島発鹿児島行きの最終便に乗り、鹿児島空港から羽田空港へ飛び、待ち構えているレンタカーに乗って、茨城県大子町を目指す、直線距離1400kmの移動について思いを巡らしたり。

そして今に至る。

そろそろ乾燥機がまわり終わるので、筆を置く。


旅日記を書いてみた:2014年1月12日奄美大島・宇検村1日目

奄美大島の宇検村に来ている。
同村にある久志小中学校でのワークショップのためである。
全4回の4回目。

今回の旅の特徴はこうだ。
今日は日曜。
明日月曜はオフ日だが、デスクワークもりもり。打ち合わせも、もしかしたらばりばり。
火曜、同校でのワークショップ後に、鹿児島経由の最終便で羽田に戻り、空港に待ち構えていたレンタカーに飛び乗って、茨城県の大子町に直行。
天気予報によれば、昼は気温が約20度近くなる奄美から、零下10度くらいの深夜の大子町へ、気温差30度の移動……。

まぁいい。

羽田空港へはリムジンバスで移動。新宿から30分で着いた。
この移動方法は、慣れると他の手段が無理になる。楽すぎて。

早めに着いたので、コインロッカーを探した。
出発階の近いところに見つかったので、着てきたコートを含め、大子用の冬物・防寒グッズ(ダウンの腰巻きとかワークショップ用防寒靴下とか色々)を預けた。1日300円、計900円になる予定。高いのか安いのか。仮に自分が、荷物を三日千円で預かって? って言われてもイヤだ。なので安い、という納得の仕方をした。

JALのカウンターに並び、19kgの手荷物を預けた。その後、いつもの店その2に行き、コーヒー。
店内で、シャツの内側に着ていた服(タートルとか防寒のインナーとか)を2枚脱ぎ、リュックにしまった。

飛行機に乗った。上昇中に腹が空きだしたので、江ノ島あたりを見下ろしつつ、空港で買ったベーグルを食べた。
今日は富士山が良く見えた。

20140112_001

PCを開いた。
今日は機内で仕事も打ち合わせもしない、と決めていた。
なので、飛行機の揺れを利用し、主観視点の超高速ボートレースゲームに明け暮れた。

着陸。
雨だった。

飛行機の移動って、ロビーに出てきた瞬間、すごくぐったりする。
腰もやばい。

奄美空港では、さらにヒートテックのインナーを脱いだ。
ティシャツ、シャツ、ジャケットのみ。
靴もサンダルに履き替えた。
1月だぜ。暖かいっていいね。

レンタカーを借りて、移動開始。

奄美大島に来ると、名瀬方面に向かう途中、わりと「まず寄るジェラート屋」がある。龍郷の「ラ・フォンテ」という店だ。地元の野菜や果物を使った、上品で繊細なジェラートが食べられる。どれを食べても外さない、というか大当たりする。初めて奄美に来た人を連れて行くと、例外なく感動してもらえる。
長距離移動をすると身体が火照るのだが、ジェラートを食べると割と身体が落ち着く感がある。

だが今回は、あえて別のジェラート屋にした。名瀬の「アンティカ」である。ここも奄美の食材を活かしたジェラートが食べられる。
違いは……。ラ・フォンテはジェラート・カフェといったたたずまいだが、アンティカは普通の商店街の街角でイタリアン・ジェラートジェラートしたジェラートを食べられる、といった感じ?

どっちも好きだが、今回はアンティカ気分、というだけだ。

バイパスを使わず、海回りで名瀬到着。
空港から1時間弱。アンティカに直行した。

すももジェラートを食べたかったのだが、今日はなかった。
ので、フランボワーズにした。

20140112_002

アンティカに来たのは、もう一つの理由があった。
ここのエスプレッソは、たぶん奄美で一番ガチ。一番本物。
久しぶりに、それを飲みたかったのである。
ばかでかいレバーの付いた、ゴツくて頑丈そうなエスプレッソマシン。イタリアから直輸入した、と以前店主が言っていた。やたらゆっくり抽出される、濃厚で酸味がキリっと効いた(でもエグくない)エスプレッソ。
イタリア製と思われる砂糖入れから、山盛り2杯。静かにエスプレッソに入れ、飲んだ。
これこれ。

その後、朝食用の牛乳やらミキやらをグリーンストア入舟店で購入。
一路、宇検村へ。
名瀬から1時間くらいの行程。

住用に入ったあたりから、雨が強くなっていった。
大粒の雨ではなく、細かくてびっしりとした雨。
視界が悪かった。
宇検村に入る直前の山越えでは、クリーミーな霧も出てきた。
霧というより雲のノリ。

途中、いつもの斜度10%の坂道を上り下り。
斜度10%って、4年くらい前に初めてきた時は、すげーなぁって思った。
でも慣れてしまい、あまりたいしたこと無い気がしていた。
が、すごいよね、斜度10度、改めて考えると。

参考リンク → 道路勾配 (自転車探検!)

宇検村到着。
ワインディングな山道を下りきる直前にある巨大ガジュマル様に手を合わせ、今回のワークショップの成功を祈願。
宇検村に来るときは、いつもそうしている。さながらガジュマル教である。
でもあのガジュマルを見れば、手を合わせたくなる気持ちも理解してもらえるはず。
とにかくでかくて、木一本なのに、とってもこう、古くからある森、といったたたずまいなのだ。

宿に到着。
部屋に荷物を運び込み、部屋のセッティングをした。
温湿度計付きの目覚まし時計を取り出し、ちょっとしてから見てみたら、気温21度、湿度55%。
加湿の要ナシ。快適。

お湯を沸かし、
高円寺で買ったエチオピア・イルガチェフ・コチャレを淹れ、
PCと、手荷物19kgの主要因であるところの書類群を取り出し、
抱えている仕事にだらだらと着手。

ふと、ブログを更新しようかという気になり、今に至る。

追記:
現時点で判明している今回の忘れ物。シャンプーとリンス。旅行用の小さい容器に詰め直したのを、自宅のテーブルの上に置いてきてしまった。

修正:
月曜日の次を「水曜」って書いていたのを、「火曜」に修正。あほだ。


貝磨き、その後

先日、貝磨きの愉しみについて書きましたが、その後も夜光貝、コツコツ磨き続け、今こんな感じです。

やはり川の中で拾った貝だけあって、だいぶ傷んでいました。削っているうちに端っこがボロっと崩れたり。
なので削りは一段落ってことにし、今は耐水ペーパーやらコンパウンドやらで磨いています。
ヒビが入っていたり細かい穴があいていたりですが、ともかく仕上げます。

写真を見ると、微妙に自分が反射で映っています。ぴかぴか、うふふ。

この貝で身につけたノウハウ(ってほどのものはないですが)を元に、いずれもっとちゃんとした夜光貝も磨いてみるつもり。


貝磨きの愉しみを知ったこと

奄美大島に通うようになって、夜光貝の存在を知りました。でかい巻き貝。食用。そして殻を削ると分厚く美しい珠層が現れる貝。古くは螺鈿の材料として利用され、正倉院の宝物にも、夜光貝を用いたものがあるそうです。現在は、ルアーやアクセサリ、インテリアなどに活用されています。

いいな、貝殻を手に入れて磨きたいな、と思っていたある日のこと。宇検村の阿室小中学校でワークショップをし、その後学校の前を流れる川沿いを散歩していました。そしたら川の中に夜光貝が落ちているのを発見! 誰かが食べてポイしたのかも。ともかく、川のなかに入り、拾いました。

拾った貝は小ぶりだし、かなり傷んでいたけれど、とても嬉しかったです。

それが2年前。今年になってからコツコツ磨き始めました。現状が上の写真です。

貝研磨素人の私にとっては、この時点でなんかもう、見とれる美しさに思えます。でもまだまだ磨き途中。真珠層が現れている部分も、もっともっと研磨する予定。そしたらもっと光沢が増し、色味も複雑になるはず。

よく見ると、小さい穴が開いていたり、あちこちヒビが入っているのがわかります。結構長い間、川のなかにいたっぽい。でも、いいの。愛着あるし、最後まで磨き上げる所存。

貝を磨きながら、中学校のときに書道の先生が、墨は丸い動きで磨ろう、心を丸くするつもりで、って良く言っていたのを思い出しました。こうやってぼーっと貝を磨いていると、心を磨いているような気分になります。うふふふ……。
貝磨きはなんだか精神安定に効果があるような気がします。もしくは心の変なスイッチをオンにしてしまう効果が。

大きさ比較のために、精密ドライバーと一緒に撮ってみました。

かなり小さいです。

ちなみに、これを拾って数ヶ月後、私が夜光貝を磨きたがっていると聞いて、貝殻をわけてくれた方がいました。結構大ぶりで、アクセサリが幾つも作れそう。ありがたくキープしてあります。

まずはこの拾った貝で磨き方を練習した後、頂いた貝殻を磨くつもりでいます。

ちなみに貝を拾ったのは、地図でいうとここ。


大きな地図で見る


奄美大島で作ったオリジナル民話がどれも8ブロックに分かれている理由

2011年度と2012年度に、奄美大島の宇検村で、オリジナルの民話をつくり劇にするワークショップをやりました。

できあがった話は6本。そのうちの4本を既にこのブログに掲載しています。

→ 『岩とポインセチアとパパイヤ』 (2011年度 久志小中学校)
→ 『校門の横のガジュマル』 (2011年度 名柄小中学校)
→ 『裏山の二本の松』 (2011年度 久志小中学校)
→ 『廊下のつきあたりから見えるヤシの木』(2012年度 名柄小中学校)

学 校のなかやまわりにある、気になる物や場所の、嘘っぱちの、じゃなくて架空の由来を民話化しました。例えば、二本絡まって立っている木があっ たら、それは昔仲良しだった夫婦が木になったもので、なんで木になってしまったかというと……。というようなことを、グループで話し合いながら創作してい くわけです。上記の4つの物語、タイトルが場所や物体の名前になっているのはそういう理由。

さて、上の4つのお話を読んで頂けるとお気づきになるかと思いますが、どれも8つのブロックにわけられています。

もちろん自然とそうなわったわけではありません。どういうことかというと……。

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奄美大島で作った創作民話『廊下のつきあたりから見えるヤシの木』

2011年度に奄美大島の宇検村立名柄小中学校でつくった創作民話を紹介しますシリーズ。

2011年度は、宇検村でのワークショップで4つの民話を、久志小中学校、名柄小中学校の子供達がつくりました。2012年度も、2つの民話を同村の阿室小中学校でつくりました。これもいずれ紹介します。

過去このブログで紹介したのは以下の3作品です。

→ 『岩とポインセチアとパパイヤ』 (2011年度 久志小中学校)
→ 『校門の横のガジュマル』 (2011年度 名柄小中学校)
→ 『裏山の二本の松』 (2011年度 久志小中学校)

併せて読んで頂けたら幸いです。

以下、創作民話の本編。文章は私が書きましたが、話の筋をつくったのは子どもたちです。

廊下の突き当たりから外に出たところに生えている、小さいヤシの苗を見て、想像を膨らませてお話にしました、子どもたちが。

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奄美大島で作った創作民話『裏山の二本の松』

2011年度に奄美大島の宇検村立久志小中学校という学校でつくった、創作民話を紹介します。

2011年度は、宇検村でのワークショップで4つの民話を、2つの学校の子供達がつくりました。今年度も、2つの民話をとある学校でつくりました。これもいずれ紹介します。

過去このブログで紹介したのは以下の2作品です。作った経緯なども軽く触れています。

→ 『岩とポインセチアとパパイヤ』 (2011年度 久志小中学校)
→ 『校門の横のガジュマル』 (2011年度 名柄小中学校)

以下、創作民話の本編。文章は私が書きましたが、話の筋をつくったのはあくまでも、久志校の子どもたちです。今回の物語にも、奄美にいる精霊のような妖怪のような存在「ケンムン」が登場します。

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奄美大島・宇検村の久志小中学校でやっているワークショップのプランなど

行きの羽田空港、機内より10月17~20日、奄美大島の宇検村を訪れていました。文部科学省の、コミュニケーション教育事業関係の演劇ワークショップのためです。同村で私のいるワークショップ団体がワークショップするのは、これで3年目です。

宇検村での文科省事業のワークショップ、初年度は、久志小中学校のみ実施でした。小中学校というのは、小学校と中学校が一体になっている学校のことです。児童・生徒数が少ないので。

去年は、久志小中学校、名柄小中学校、阿室小中学校での実施でした。

今年3年目は上に、田検小学校、田検中学校を加えた5校で行われます。村内全校です。1自治体での実施率100%です。

ちなみに上の写真は、行きの羽田空港の機内から撮った、働くおじさんの写真です。本文とは関係ありません。

で、10月18日・19日と、久志小中学校で、本年度2回目3回目のワークショップをやってきました。そのプランを紹介します。以下。

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奄美大島でつくった新作民話『校門の横のガジュマル』

前に記事にした『岩とポインセチアとパパイヤ』に続き、2011年度に奄美大島・宇検村でのワークショップでつくった創作民話の第二弾です。

今回の民話は宇検村立名柄小中学校という学校でつくったものです。この学校でも2つ民話を創作しました。

ワークショップ自体は、学校内外の気になる場所から想像をひろげ、そこの由来となる民話をグループ創作し、パフォーマンス化する、というものです。民話の文章は私が書きました。が、中身は子供達がつくったものです。

こういった創作をやると、宇検村の子らは高確率でハブやケンムンを登場させます。馴染みがある存在のようです。

ケンムンは奄美にいる妖怪というか精霊というか。ガジュマルの木に住み、子供の姿をしていたり大人の男の姿をしていたり、時には女の姿をしていたり。沖縄にはキジムナーという妖怪みたいな精霊みたいな存在がいますが、あれとはニュアンスがかなり違う印象。いろいろ読んだり聞いたりした限りでは、どちらかというとカッパっぽいです。

さて、今回紹介する民話も、主人公の1人としてケンムンがでてきます。

以下。

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奄美大島で台風15号のため延泊中

名瀬のミスド

名瀬のミスド。シェルター仕様。

写真は名瀬のミスド。26日に撮りました。台風対策で、がっちり締まっています。貝になっています。

というわけで、8月24日から奄美大島に来ています。秋以降に行う宇検村でのワークショップの打ち合わせで。今年度は、同村の全部の小中学校でワークショップします。全村でやるってことは、全村でやる意義や利点を見付けていかないといかないわけで……がんばります。

そして26日に東京に戻る予定でした。9月公演の稽古もあるし。
ただ、巨大な台風15号が接近していて、本当に帰れるのかな、という心配がありました。天候による欠航体験、少なくないし、どこか諦めに似た気持ちも。

とはいえ24日の段階では、帰れないかも、という予感が高まりつつも、まだのんびりしていました。村の方々から災害対策や、行くのに道が一本しかない校区が孤立した時の話などを聞いたりして、感心したりしていました。この日は宇検村に泊まりました。

宇検村では、誰と話しても、26日は「飛行機は飛びませんね」「無理ですね」「1週間コースですね」みたいな返事が返ってきました。それでも皆さん口ぶりが元気で陽気で余裕いっぱいなので、どこか「でも、もしかしたら飛ぶのかも」という気持ちにもなっていました。飛ばない飛ばない言われれ続けたため、反作用的に(要するにひねくれ的に)、いや飛ぶ、という気持ちも起きてきていました。

ところが……。

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