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SketchUp Makeで舞台の見栄えを調整している

SketchUp” という三次元モデリング・ソフトウェアがあります。
これの非商用無償版「SketchUp Make」を、今回の公演の稽古では、個人的に多用しています。

あ、今回の公演というのはもちろん、『風が吹いた、帰ろう』(9.23-24 高松公演)のことです。

この芝居、初演は座・高円寺1。あの広い舞台幅をいっぱいいっぱい使い切りました。で、高松にて瀬戸内国際芸術祭実行委員会主催による再演と相成ったわけですが、会場の「サンポートホール高松第1小ホール」は、ブラックボックスっぽいつくりの座・高円寺1と違い、がっつりと額縁(プロセニアム)があります。そして間口が狭くなり、奥行きは倍に。
初演と同じ絵づくりができません。
なので、SketchUp Makeを使って劇場の3Dモデルを(必要な部分だけ)描き、稽古前や稽古中に見ながら、人やものの位置を決め直している次第です。

上は現時点での配置です。日々変化しているので、あくまでも「現時点」です。
視点は客席8~9列目くらいのどまんなか。視点をグリグリ変えられるのが便利ですなぁ。

人型を置いてあるのは、パッと見たときに舞台の大きさをわかりやすくするためです。
左側の人たちは男性の身長、右の人は女性の身長っぽい大きさにしてあります。

この芝居、俳優は出番のないときも客席から見える位置で待機するシステムでやっています。
初演時は、床にラグを敷いてぺったんと座っていました。今回は、見え方調整と疲労軽減目的で、ベンチをご用意いたしました! ベンチの座面には厚さ5センチの高密度ウレタンも! さらにこの上にラグを敷いて座ります。ラグは描いていません。

地面のぽつぽつはバミリ(位置確認のためのマーク)。これらを全部貼るかどうかはわかりませんが。
アップしてみると……。

ほら、バミリ。
いちおうテープのつもりで描いてますが、本物とは違い3ミリの厚みを持たせています。厚みがないと、舞台面に埋まっちゃうので。
ちなみに実際は、前のバミリはLEDのものになるかもしれません。

上のように、舞台上から客席側を眺めることもできます。

この図の、人型、机、椅子、ウォーターサーバーは、SketchUp Makeの3Dモデル共有機能「3D Warehouse」から検索して持ってきました。
ありがたやありがたや……。

ちなみにウォーターサーバーはな? 「Water Server」で検索しても見つからないぞ、「Water Dispenser」で検索するんだぞ、坊主。

客席も8列目の段まで描きました。

ドアから入ってすぐのところにある、車椅子に座ったまま見られるスペース(合計8台ぶん)も描きました。だって気になるんだもん、車椅子からどう見えるのか。

この車椅子スペースの敷居みたいな部分、本当は上部に金属管の手すりもついています。
手すり……うーん、描きたい! 複雑に曲がったチューブ状の物体。描き上がった時に快感を得られそう!
でもあまり複雑にすると重くなるかもなので、我慢です。

下、おまけ。
7月20日に劇場下見に行った際の写真。

下、客席から撮った写真。

写真も見つつ図を描きました。
そしたら劇場が配布している図面と違う箇所を見つけちゃった……けど胸にしまう。
よくあることだし、あんまり大きな影響ない箇所だし。

いやしかし、こんな便利なことがホイホイできる時代なんですなぁ。

SketchUp Make、まだ一回もヘルプを読んだり使い方をWeb検索したことありません。
どういうわけかなんとなく操作できてしまう。
よくできたソフトだと思います。
でも、もっとちゃんと使い方を学んでも良いかなぁ、とも思っています。それはまぁいずれそのうち。

私ごときでもこんな感じなので、若い演出家の皆さんはもっとゴリゴリ使えてしまうと思います。

こんな風にして作っている最中のお芝居はこちら。下。

とある病気のいまとむかし
そしてふへんのあいについて

『風が吹いた、帰ろう』
2017年9月23日(土) – 24日(日)
サンポートホール高松 第1小ホール
2016年5月に座・高円寺1で上演した作品を、高松にて再度上演

百均で購入した物だけでつくる、ゴムひもで留めるタイプのノート

ダイソーで時々買う「クラフト厚紙の表紙+無地の用紙」のノートにゴムひもをつけて、ロ●バーン(Rollb?hn)のノートみたく……かどうかはわからないけれど、そんな感じの工作をしました。

←用意したもの。

  • 平たいゴムひも(新規購入)
  • ノート(備蓄品)
  • ハトメ(菊割れハトメ、工具箱のなかにあった)
  • ハトメパンチ(工具箱のなかにあった)

すべて百均で調達したもので、今回のために新たに購入したのは黒のゴムテープだけです。

まずはハトメ穴をあける位置に印を。ウラ表紙の、カドから2cm×2cmの位置にしました。手持ちのハトメパンチが届く、ギリギリくらいの位置ってところです。

印をつけたらキリで穴をあけます。
が、キリ穴だけだと手持ちのハトメが通らないので、ちょうど良いサイズのドライバーを入れてゴシゴシ。
穴を拡張したら、ハトメがいい感じ(ちょっときつい程度)に通ることを確認します。下の写真です。

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『風が吹いた、帰ろう』を香川県高松市で再演することと、謎の譜面について

あちこちで告知していますが、去年の5月に座・高円寺1で上演した『風が吹いた、帰ろう』を、2017年9月23日(土)・24日(日)の二日間、高松のサンポートホール高松で再度上演します。

公演情報サイト

『風が吹いた、帰ろう』は、東京と香川県の大島を舞台に繰り広げられる、ハンセン病を題材にした群像劇です。東京で初演し、瀬戸内国際芸術祭実行委員会の主催公演で、もう一度できるなんて。しかも高松で! 大島青松園まで船で20分足らずの場所にある劇場で!

がんばります、としか言いようがないです。

ART SETOUCHI / 瀬戸内国際芸術祭によるニュース・リリース

さてさて。

初演の時もそうでしたが、今回のチラシにも、写真と共に下のようなイラストが入っています。

私が描きました。
「海面下に住む未知のいきものによる、なにかの曲の譜面」のイメージです。未知の文化圏によって育まれた記法であります。奏でられるのはどんな音なんでしょうな。

この劇は「歌」が重要なポジションを占めるので、音楽的ななにかの絵をチラシに描こう、と思った次第。

最初は右側の楽器をピアノで描いていました。劇中、ピアノの音がたくさん鳴るので。
が、もっと軽くならんか、と考えた結果、ウクレレもどきの絵に差し替えました。自分的にはしっくりきました。

この謎譜面の中に、波線の下に記号が描かれたものが3つ程あります。
これらはこの絵を描くにあたって考えた「文字」です。これを描いた当時は、この文字をフォント化してやろうと思っていましたが、面倒になってやめ、そのままです。

文字が組まれれば、それは単語、すなわち言葉です。

で、上の三語がなにを意味するかというと、人類の五線譜で言うところの演奏記号のうち、「発想記号」にあたるもの、のつもりです。legato(レガート、滑らかに)とか、cantabile(カンタービレ、歌うように)とかが有名……なのかな?

意味は……描いた時はあったはずなんだけど、正確なところは……忘れました。


↑「生き生きと、命あるものとして」みたいな意味を込めたはず。
文字の由来は左から、「船/海の下にある太陽/プランクトン/網用のウキ/仕掛け/イカ釣り用の仕掛け/太陽」。


↑「動きを感じさせるように」みたいな意味を込めたと思う。
文字の由来は左から、「船/海の下にある太陽/プランクトン/タコ/船/中型魚/船」。


↑「あたりに甘く柔らかくなじませて」みたいな意味を込めたような。
文字の由来は左から、「テトラポッド/海の下にある太陽/牡蠣の養殖棚/船/海藻からでた酸素」。

どんな曲なんだろう、と想像しながら、この謎譜面を「読んで」頂けたら嬉しいです。

心を無にして楽器を手にし、この謎譜面を見ながら音を出してみても、楽しい……かも。

長編作品を作る際、いつも割と、こういった細々としたことを考えたり創造したりします。大量に。
絵や図も、ぼんやりといっぱい描きます。
インスピレーションを形にしまくるのって大切かな、と思って。

それらは基本的には劇中では使いません。
あくまでも、劇をつくるため、特に戯曲を書く時の(自分専用の)ヒントにするためです。
大抵は、闇に埋もれます。死ぬまで非公開。
再演の機会がなかったから、こんなヘンテコな解説(?)は書かなかったと思います。

『風が吹いた、帰ろう』(9.23-24 高松公演)

鋭意稽古中です。


宇宙生物っぽい落書き

時々、いや頻繁に脳内のものをはき出してあげないとなんかざわざわしてしまう。
絵、音楽、戯曲、ぜんぶ同じなのかも知れない。自分にとってはだが。

というわけで、Corel Drawで落書きした。超短時間。

SVGで書き出した。

なんなんだ、こいつら。

というか、ストレスがたまっているのではないだろうか、おれ。
明日は銭湯にでも行こう。

ちなみに過去にもこういうときあった。下。

夜中にですね、考え事をしていたんですよ。書き物しつつ。 そしたらなんか変な形の動物が見えてきて。 いや実際に見えたわけじゃなくて...

短々編戯曲3編もKindle本化した

短々編戯曲、って言葉は私のいい加減な造語ですが、それはさておき。
2014年に書いた上演時間12~15分程度の戯曲3編を、Kindle用の電子戯曲として販売開始しました。文字数他の変数から価格を算出する式に基づき、各220円也。

もちろん手製のEPUB戯曲作成ツール”Θέσπης“を使って電子戯曲化しました。利用者なかなか増えないなぁ。ジャンル的に仕方ないけど。

以下、Amazonで販売中の、我が短々編戯曲です。

通勤・通学時のお楽しみにいかがでしょうか。

Kindleのアプリは、Amazon内の以下のページから手に入ります。Kindleのデバイスを持っていなくても、スマホやPC、タブレットなどから読めます。

Kindle無料アプリ – アマゾン

以下、商品紹介ページに載せた文です。題名クリックで該当のAmazonページに飛びます。

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4幕ある劇のための幕間及びエンディングのピアノ曲を4パターン (CC)

「4幕構成っぽい劇で、幕間やエンディングにかけるとちょうど良さそうな曲」を、Soundcloudにて公開しました。1つの曲を、4パターンです。作曲、おれ。

発表会やらワークショップやらリーディングやら公演やら映像作品やらなにやらで、構成上の区切りとなる局面で曲をかけたい。でも、既成曲は権利処理が面倒だったり、曲への各人各様な思い入れが邪魔をしたり、曲自体で完結しているように感じられ「これじゃ劇いらないじゃん!」とか思っちゃったり……。そんなあなたに! この曲なら安心! 劇の統一感を乱さず、曲自体はシンプルで主張もなくちょうど良い感じな上に、ライセンスはお手軽なクリエイティブ・コモンズです!

というような、よくわからない売り込み文句はさておき。

2015年4月に行った春カフェ『健康いろいろ』。そのなかで上演した短編劇の一つ『お見舞い、もしくは黒い三角形』のために作った曲です。

劇の区切りを判りやすくする意味で曲をかけようと思いました。で、ピアノの曲を1つ作り、その一部を抜き出してアレンジを変えたものを3つ作り、という工程をたどりました。パターン1から3までを本編中で使い分け、全編を最後にかけました。わかりやすい。

ピアノ曲と言いつつ、笛系シンセっぽい音も入っていますが、こういうのが入っていた方が会話劇のなかでかけるものとしてはいい感じな気が。曲によるけど。
ピアノだけで完成度を高めようとすると劇のじゃま、だからシンプルにする、でもそれだと寂しい、のでバランスをとっている、とも言えます。割とよくやる処理かも。

1曲1曲はとても短いです。最後のALLで49秒。Part 1から3までは、28秒、22秒、15秒、です。

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Θέσπηςをルビ対応させる準備をした

戯曲のテキストをEPUB3形式の電子書籍にするコンバーター『Θέσπης』(テスピス)を、そろそろルビ対応させようと思った。

ぼく自身は、戯曲を書く際は、

  • 自分が書けない漢字はなるべく書かない
  • 難しい熟語は使わない
  • 一文字で3音以上ある漢字はなるべくひらがな表記にする ※文字量で上演時間を推定するため
  • セリフ中の登場人物名はカタカナで表記する ※上演時間推定と、文字から人物の性質を感じ取れないようにするため

などのポリシーに沿っている。
なので稽古でも、読めない字が出てきてひっかかることはほとんどない。(あれ、きらい)

そんな理由で、『Θέσπης』(テスピス)にルビの変換機能を搭載するのは、自分はいらないしぃ、後回しでいいかな、とか思っていた。

だけど、いかんいかん、よく考えてみたら自分も印刷用の台本に、ワープロの機能で時々ルビを振っていた。
敢えて難しい言い回しを登場人物がわざわざ言うときとか、歴史上の人物名が出てくる時とか。

いるじゃん、ルビ機能。

とりあえず準備をしておこう。
仕様を決めて、変換方法を探ってみる。

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Kindle戯曲の2冊目、売り始めた

というわけで、『宣戦布告』に続く、Kindle版電子戯曲の2冊目を販売し始めました。
2014年の秋カフェで上演した短編劇『水の盆』です。

20年以上前に会ったきり存在すら忘れていた従兄(いとこ)が夭折。成り行きでその従兄と位牌婚(※死者との婚礼)することになったユウ。東京からやってきたその晩、思い入れゼロのまま、その地方の風習に従い、位牌と共に一晩過ごすことになるのだが……。
コミカルなやり取りから浮かび上がってくる、残された人の思い。
2014年9月初演(劇団桃唄309)の短編会話劇。
上演時間30分弱(初演時28分)。登場人物3名(女2男1)。1シーン。

↑こんな感じの内容です。
構造のかっちりした作品です。かなり執念深く伏線を編み込んだ記憶が。それもトリッキーなやつではなく、王道的なフォアシャドウイングの積み重ねでできています。なので戯曲の読解や構造分析、演技訓練、ワークショップのテキストなんかにもよさげです。

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久しぶりにΘέσπηςを更新(0.0.4 to 0.0.5)

Θέσπης(テスピス)を久しぶりに更新。
バージョンも0.0.4から0.0.5に上げた。

  • アップロードができなくなっていた不具合を修正、
  • ト書きの仕様変更。カスタマイザ(STEP3)に「ト書きの字下げ」の項目を追加し、字下げ幅を指定できるようにした。(デフォルト10em)

前者は、PHPのextensionsでfileinfoがいつの間にか切られていたのを修復しただけ。なんでオフに戻っているのかよくわからない。そういえば夏の終わり頃にサーバーメンテのお知らせが来たけど、その影響?

後者は、自分でΘέσπηςを使い続けてみて、あるといいなと思った機能。

以上、地味だけどわりと重要な更新でした。