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奄美大島で作ったオリジナル民話がどれも8ブロックに分かれている理由

2011年度と2012年度に、奄美大島の宇検村で、オリジナルの民話をつくり劇にするワークショップをやりました。

できあがった話は6本。そのうちの4本を既にこのブログに掲載しています。

→ 『岩とポインセチアとパパイヤ』 (2011年度 久志小中学校)
→ 『校門の横のガジュマル』 (2011年度 名柄小中学校)
→ 『裏山の二本の松』 (2011年度 久志小中学校)
→ 『廊下のつきあたりから見えるヤシの木』(2012年度 名柄小中学校)

学 校のなかやまわりにある、気になる物や場所の、嘘っぱちの、じゃなくて架空の由来を民話化しました。例えば、二本絡まって立っている木があっ たら、それは昔仲良しだった夫婦が木になったもので、なんで木になってしまったかというと……。というようなことを、グループで話し合いながら創作してい くわけです。上記の4つの物語、タイトルが場所や物体の名前になっているのはそういう理由。

さて、上の4つのお話を読んで頂けるとお気づきになるかと思いますが、どれも8つのブロックにわけられています。

もちろん自然とそうなわったわけではありません。どういうことかというと……。

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奄美大島で作った創作民話『廊下のつきあたりから見えるヤシの木』

2011年度に奄美大島の宇検村立名柄小中学校でつくった創作民話を紹介しますシリーズ。

2011年度は、宇検村でのワークショップで4つの民話を、久志小中学校、名柄小中学校の子供達がつくりました。2012年度も、2つの民話を同村の阿室小中学校でつくりました。これもいずれ紹介します。

過去このブログで紹介したのは以下の3作品です。

→ 『岩とポインセチアとパパイヤ』 (2011年度 久志小中学校)
→ 『校門の横のガジュマル』 (2011年度 名柄小中学校)
→ 『裏山の二本の松』 (2011年度 久志小中学校)

併せて読んで頂けたら幸いです。

以下、創作民話の本編。文章は私が書きましたが、話の筋をつくったのは子どもたちです。

廊下の突き当たりから外に出たところに生えている、小さいヤシの苗を見て、想像を膨らませてお話にしました、子どもたちが。

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奄美大島で作った創作民話『裏山の二本の松』

2011年度に奄美大島の宇検村立久志小中学校という学校でつくった、創作民話を紹介します。

2011年度は、宇検村でのワークショップで4つの民話を、2つの学校の子供達がつくりました。今年度も、2つの民話をとある学校でつくりました。これもいずれ紹介します。

過去このブログで紹介したのは以下の2作品です。作った経緯なども軽く触れています。

→ 『岩とポインセチアとパパイヤ』 (2011年度 久志小中学校)
→ 『校門の横のガジュマル』 (2011年度 名柄小中学校)

以下、創作民話の本編。文章は私が書きましたが、話の筋をつくったのはあくまでも、久志校の子どもたちです。今回の物語にも、奄美にいる精霊のような妖怪のような存在「ケンムン」が登場します。

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奄美大島でつくった新作民話『校門の横のガジュマル』

前に記事にした『岩とポインセチアとパパイヤ』に続き、2011年度に奄美大島・宇検村でのワークショップでつくった創作民話の第二弾です。

今回の民話は宇検村立名柄小中学校という学校でつくったものです。この学校でも2つ民話を創作しました。

ワークショップ自体は、学校内外の気になる場所から想像をひろげ、そこの由来となる民話をグループ創作し、パフォーマンス化する、というものです。民話の文章は私が書きました。が、中身は子供達がつくったものです。

こういった創作をやると、宇検村の子らは高確率でハブやケンムンを登場させます。馴染みがある存在のようです。

ケンムンは奄美にいる妖怪というか精霊というか。ガジュマルの木に住み、子供の姿をしていたり大人の男の姿をしていたり、時には女の姿をしていたり。沖縄にはキジムナーという妖怪みたいな精霊みたいな存在がいますが、あれとはニュアンスがかなり違う印象。いろいろ読んだり聞いたりした限りでは、どちらかというとカッパっぽいです。

さて、今回紹介する民話も、主人公の1人としてケンムンがでてきます。

以下。

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奄美大島でつくった新作民話『岩とポインセチアとパパイヤ』

昨年度(2011年度)も学校でのワークショップをたくさんやりました。
奄美大島の宇検村では3校。そのうちの2校では、学校内外の気になる場所から想像をひろげ、そこの由来となる民話をグループ創作し、パフォーマンス化する、というワークショップをやりました。

その、子どもたちが創作した民話を、私が文章として起こしたものがあります。全部で4つ。時々気まぐれに紹介していきます。(反応があればペース早めます。)

今回紹介するのは、宇検村立久志小中学校という学校でつくったものです。

同校の給食室の裏には、えーっポインセチアってこんなにでっかくなるの?! と言いたくなる巨大ポインセチアが生えています。うわっと見上げる大きさの、ふさふさなポインセチアを想像してください。はい、その想像よりも、2まわりくらい大きいです。
で、そのそばには大きな岩。そのあたりはハブが出てくる可能性が高いそうな。

そんなところから、その場所はなんでそうなっているんだろう、とウンウン頭を付き合わせて空想し、ディスカッションし、キャラクターをつくり、プロットをつくり、パフォーマンス化していきました。子どもたちが。

私はそのプロットから、これから紹介する「お話」を書きました。なので、以下の文章は私の著作物です。が、話の大筋をつくったのはあくまでも、久志校の子どもたちです。

以下。

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