Kindle戯曲の新刊を出した 『あいまい宝島』と『知らない星、光る』

数年ぶりにKindle戯曲の新刊を出しました。
1時間弱の中編『あいまい宝島』と、30分弱の短編『知らない星、光る』です。

6月はさらに数作品、Kindleにて販売を開始する予定です。

ずーっと出していなかったのに急にまたなんで?

東中野のRAFTが寄付を募っているので、戯曲の収益を募金するキャンペーンを開始した

劇団桃唄309の「短編劇集」シリーズは、第一回目からずっと東中野のRAFTで催してきました(1回だけ別の場所でもやりましたが)。そんなRAFTが新型コロナの影響により、数ヶ月間ほぼ閉館の状態になりました。4月に予定していたぼくらの公演も、早々に中止を決めました。

劇場やイベントスペースって、存在するだけでお金を食い続けます。詳しくは下のリンクを。RAFTからの募金のお願いです。

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で、募金は募金として、さらになにかできないか劇団で考えました。考えた結果、RAFTで上演した戯曲を電子書籍にし、収益のほとんどをRAFTに寄付することにしました。6月末(2020年)までやります。詳しくは桃唄Newsから。下のリンクです。

せっかくこういったキャンペーンをやるなら新刊も出したいよね。本って「出たばかりの新刊」が一番売れやすいし、売れた方が寄付額も増えるし。いっぱい寄付できると、ねぇねぇ設備のここをリニューアルしない? とか言いやすい! やった! じゃなくて、それ以前に、場所が維持されなくなると本当に困ります。ぼくらの「短編劇集」はRAFTあってのものなので。ということで、新刊を続々出すことになった次第です。(※註 通常劇場は、寄付とか関係無しに、利用者がきちんと意見を言えばしっかり聞いて検討してくれます。当たり前ですが。)

5月末に出した新刊は以下です。題名が販売ページへのリンクになっています。

5月27日発売の新刊2編

中編戯曲『あいまい宝島』

作・長谷基弘 上演時間50分 女5男4(480円)
係の人から名前をもらい、島での生活が始まりました。覚えていることはわずかです。ひとまず探検しましょうか……。「過去や認識を失う」架空の病気にかかり、小さな島(高松の大島がモデル)に完全隔離された人々。島に来る前の記憶は全員一切ない。そんな彼らの生活の積み重ねや、育ち失われていく人間関係、生きることへのぼんやりとした実感を描く。
舞台となる島のモデルは、ハンセン病療養所の島である香川県高松港沖の大島。ハンセン病を題材にした作品の本公演(『風が吹いた、帰ろう』(2015年座・高円寺1、2017年サンポート高松にて上演)に向けたプレ企画として製作された中編劇。
2015年初演、2019年再演。

短編戯曲『知らない星、光る』

作・長谷基弘 上演時間30分 女3男1(400円)
おしゃべりに花を咲かせていたら、逆恨み男からの怖い連絡が。必死の逃避行の始まり。女三人でレンタカーを借りて神保町を出発。勝浦、海ほたる、朝霧高原、石和、修善寺あたりを時々美味しい物も食べつつ右往左往。旅路の夜空きれい。特技も経済力も人脈もなにもない、三十九歳追い詰められ系女子達の、不思議な数日間&小さな奇跡。
2015年8月初演(劇団桃唄309)の短編会話劇。

情報拡散のお願い

9割寄付キャンペーンについて、URLと共にSNSやブログで触れて頂けると大変助かります。URLをただ流して頂けるのでも、とてもとてもありがたいです。URLは下記です。
https://bit.ly/momokindle202006

皆様、何卒ご協力を! RAFTというフリースペースが良い感じで維持されないと、ぼくらの短編劇集公演(通称カフェ公演)の継続にも支障が。なので少しでも多く、RAFTに現金を注ぎたいです。今後の創作活動ために。

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