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ラカンパニーアンのチラシの、元写真の撮り方

ラ カンパニー アンの公演『鳥の眼』(9.18-24)のチラシが出回ってきております。観劇の際に目にする方も徐々に増えつつある……ハズ。
儂は演出です。が、写真も撮りました。
チラシに使われている写真は下。フォトショップ完全不使用(ってそもそも持っていないけど)。ほどんど未加工(プレーンにRAW現像)。撮ったまま。ワンシャッター。ホントだよ。

Music (La Compangnie An 01-03)

撮影場所は新宿歌舞伎町のとある雑居ビルの屋上(迷惑かけるといけないのでどこかは書きませんが、許可は頂いています。感謝!)。映っている三人は、ラカンパニーアンの女優たちです。左から、成本千枝立花あかね明樹由佳、敬称略。
写真はflickrに置いてあります。クリックすると大きなサイズで見られます。というかぜひ大きなサイズで見ていただきたいです。

撮影条件は、ISO-100に絞りF/14で、シャッター開放時間20秒。
そんでもって、ライト・グラフィティと呼ばれるテクニックを使っています。要するに、光の落書き。LEDみたいな光るものを使って、三人の背景を描いています。そんでもって……うー、急に説明が面倒になってきた。箇条書きします。

・三人に適当なポーズを取ってもらう。「このあたりになんかある感じで」みたいな指示。
・シャッター・オン! で、20秒以内に以下のことをする。
・クリスマスイルミネーションの灯りを縛り付けた棒を振り回し、波線と左端のぐるぐるを描く。
・自転車用のLEDライトで、手のあたりの白いニョロっとした線を描く。
・そして! 手持ち(笑)のフラッシュ(FL-50)を彼女たちに向けてピカっとさせる。多分、左側やや後方から一発だけ。
・20秒経過。シャッターが閉じる。

以上です。フラッシュを焚くのは、人物の姿がぼやけ過ぎないようにするためです。焚いた瞬間の絵が固定される次第。でもポーズ自体は固定しているので、その分のブレも同時に映ります。

人間の目には見えない風景、を撮りたくて、このような写真になりました。
本撮影では試行錯誤する余裕はないので、事前練習や実験も、それなりに重ねています。例えばこのエントリの「Related Post」にあるものとか。

ちなみに使ったライト・グラフィティの道具は下。テキトーさに注目。

my light graffiti tools

棒は園芸用で何本かまとめて100円のもの。止めてある緑のテープは、演劇の人にはおなじみの養生テープであります。
イルミネーション・ライトは、ラカンパニーアンの西山水木さんから借りたもの。何かの舞台に出演した際、装置として使われていたものを貰ってきたのだそうです。

これを振り回している姿はまさに魔法使い! ではなく、アホな人そのもの。そして何十枚も撮ったためか、撮影終了後は見事に全身筋肉痛になっていました。

ボツになった他の写真も、いずれ紹介していくつもりです。


著者: mhase
カテゴリ: 戯曲, 演劇, 舞台裏, 写真

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4 コメント

コメント from: チャリじい [訪問者] · http://dencha.cocolog-nifty.com/blog/
うわぁ、幻想的ですてきな写真ですね。最初見たときは、CG加工かなと思いましたが、ワンシャッターで撮影されていたとはオドロキです。

でっかくして見たら、いちばん左の女優さんの身体が透けて、向こうのビルの灯りが見えているような効果も出ているんですね。SFチックで実にかっこいいです!

メイキングを読んで、工夫しだいでこんな写真が撮れるんだ--と納得。ツールの手作り感が実にいい味です。自転車用ライトはハリヤのやつですね(笑)。

ほかのカットもぜひ見たいです。楽しみにしていますね。
2008/07/28 @ 20:03
コメント from: mhase [メンバー] · http://www.momouta.org/blogs/mloge
ああ、そういえば、最後の数秒間、彼女たちにどいてもらったような記憶が。もちろん透けさせるためです。
こういう写真って、被写体側からすると、何の写真を撮られているかさっぱりわからないところも面白いです。

2008/07/29 @ 14:10
コメント from: ごんざえもん [訪問者]
 今までの研究の成果という感じがします。
大きくすると確かに面白味が増しますね。

 ちょっとやってみたくなります。

でも夜の写真は季節的に、やばいものを撮りそうで・・・(汗)
 そういうのは撮った事ないんですけどね。
(^^A
2008/07/29 @ 17:25
コメント from: mhase [メンバー] · http://www.momouta.org/blogs/mloge
光るものさえあれば、結構手軽に、面白い絵が撮れると思います。ですけど、ある程度思い通りに撮るには一工夫や練習も必要のようで。なかなか奥が深い世界であります。
やばいもの撮れたら嬉しいじゃないですかっ。自分もお墓とか卒塔婆とか平気でよく撮っていますが(作劇の資料です)、なかなか映らないもんだなぁ、と常々思っています。もしかしたら写真を見る時の「心の目(笑)」が開いていないだけかもしれませんが。
2008/07/30 @ 01:01

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