幻覚発現薬リゼルグ酸ジエチルアミドこと、LSD(LSD-25)。その影響下で描かれた9枚の絵。1950年代に米政府の管理下で、医師の監視の元に行われた実験とのこと。最初は普通だった絵が段々とイカレていきます。でも芸術性も増していっている気がするのが可笑しい。同時になんか痛々しい気も。
→ Nine drawings (cowboy books)
医師による簡単な報告と、描いている当人のコメントつきです。
以下、順を追ってリンク。ちなみに一番上に貼り付けた絵は、左から1番目から5番目のものです。
- (1) 最初の摂取(50マイクログラム)20分後のもの。まともです。
- (2) 最初の摂取85分後、2回目の摂取20分後のもの。計100マイクログラム。ちょっとおかしな感じに。「すごくクリアにものが見えるけど、ペンがコントロールできない。動きたがっているみたいだ」
- (3) 最初の摂取から2時間30分経過。「ものの輪郭は普通なんだけど、すごく鮮やかで、全てが違う色に見える」
- (4) 2時間32分経過。描いている自分の手も含め、ものの輪郭がおかしなことになってきている模様。
- (5) 2時間35分経過。なぜだか一筆描きで一気に描こうとしている様子。で描いたあと笑いだし、急に地面になにかを見いだしてギョッとしたりしたそうな。
- (6) 2時間45分経過。すべてのものが違うものに見えているそうな。絵もなんか、ズギューンッて感じですね。
- (7) 4時間25分経過。この前に、約2時間ほど横になり、その間手は宙でなにかを描き続けていたそうな。当人によればこの絵がベストだそうだけれど、同じ言葉を延々繰り返すなど、言動はかなりヤバげ。
- (8) 5時間45分経過。異常な言動はまだ続いている模様。
- (9) 8時間経過。本人が言うには、酩酊感が去ったけど、時々ものがゆがんで見える、という状態。「この絵はダメだ、面白みに欠ける、もう家に帰りたい」
なんつうか……大変ですね。後半の絵とか、なんかつらそうだ。酩酊を味わうなら酒で十分というのがよーくわかった気がしました。