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モンスターハンター 魂を継ぐ者
著者・氷上慧一
お久しぶりの読書感想文。
大人気アクションゲーム「モンスターハンター」のノベライズ。
双剣の名手であった父の跡を継ぐべくハンターとなった主人公「キオ」が数々の狩りを経て一流のハンターへと成長していく物語です。
モンスターハンター(以下モンハン)これまでにファミ通文庫では3度ノベライズされていて、うち2シリーズが氷上氏の執筆。
全5巻という構成になっているので、1巻ずつの説明をば。
亡き父の跡を継ぐべく、双剣使いとしてハンターを志す主人公キオは発展途上の村「ジャンボ村」へとやってくる。
ジャンボ村での狩りの失敗と、師クルトアイズの出会いとその指導による成長。その過程で突き当たる理想と現実の差という壁、独り立ちにいたるまでのお話。
みたいな。
モンスターハンター 魂を継ぐ者 2巻
1巻から3年。
ハンターとして独り立ちし、駐留しているジャンボ村も発展を見せている時期さらなる開発の誘いに乗るために条件とされる依頼をこなしていくキオの前に孤高の一角竜「モノブロス」が現れる。
キオはハンターとしての実力を確かめるためにモノブロス狩りを望むがその狩りと村の発展のための狩りの両立は厳しくキオは…
みたいな。
モンスターハンター 魂を継ぐ者 3巻
2巻から3年、ジャンボ村キオ、「ロッシィ」、「エーデリカ」の3人は違う村や町でも名の知れたパーティになっていた。
そんなある日、狩りを終えた帰路にてキオは山のような体躯の甲殻種を目撃する。
それは砦蟹「シェンガオレン」と呼ばれる超巨大モンスターだった。
そしてシェンガオレンの進路には発展著しいマンテの街が!
果たしてキオたちハンターはシェンガオレンから街を守ることが出来るのか?
みたいな。
モンスターハンター 魂を継ぐ者 4巻
シェンガオレン襲来から3年、キオたちのパーティはジャンボ村周辺では知らぬものなしと言われるハンターになっていた。
そんなキオの前に現れた弟子入り志願の少女「ミモリ」。
父の跡を継ぎ、ハンターになりたいという彼女の目標はしかし大空の王者「リオレウス」を狩ることだった・・・
みたいな。
モンスターハンター 魂を継ぐ者 5巻
ミモリの師となり、彼女の故郷である「ポッケ村」に移り住んで8年、妻「ノーラ」と愛息「サイル」を得てキオはハンターとして絶頂期を迎えつつあった。
そんなある日実家へサイルを連れ里帰りをしたいというノーラを送り出したキオだったが、時を同じくしてポッケ村を囲むフラヒヤ山脈では異変が起き始めていた・・・
みたいな。
ということでざっと全5巻のあらすじを紹介してみました。
モンハンの小説は氷上氏のほかにゆうきりん氏も書かれており、そちらがノベライズ代1弾となっています。
ゆうき版がキャラクターを立てた王道のライトノベルって感じだったので、大分毛色がことなっている氷上版ですが、個人的には氷上版のモンスターの描写の細かさが好きですね。
よく見る評価としてはキャラクターに感情移入したい人はゆうき版が良いということですが、ゆうき版のキャラクターにも感情移入できない(というか細身の少女がハンマーを振り回すとかにアレルギーがあるかも)ボクとしては、描写の緻密さで重厚感を出している氷上氏の方が肌に合っているようです。
おや、この書き方だとほめてないみたいに聞こえる。
よく言えば緻密で重厚、悪く言えば事務的でローテンポ。
色んな意味でゆうき版とは対照的な作風に感じます。
その後も氷上版が続いたとこみるとこちらの方がウケが良かったんでしょうか?
あと魂を継ぐ者は挿絵のイラストレーター廣岡 政樹氏のイラストがボク好みでした。
特に巻頭のカラー見開きのモンスターのイラストはかなり好きです。
ぶっちゃけこの絵力も氷上版の魅力だったりします。
おや、またほめてねえ。
色々書きましたが、読み応えはありますし、作品として面白いと思うのでモンハン好きな方はもちろんモンハンをやってない方にもオススメできるシリーズだと思います。