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龍は鳴いた

長野県上田(というか武石)にある妙見寺というお寺に行ってきた。

お目当ては「龍」の天井画と「鳴龍」と呼ばれる仕掛け。
天井画の真下で手を叩くと、龍が鳴いたような音がすると言う。
ここ最近龍熱が上がりっきりのボクには垂涎のプレイスと言える。

が、ちょっとだけ面倒と言うか危なげな小旅行だった。

行き先やら路線ルート的には
小田急で新宿に出て、新宿から湘南新宿ラインで大宮に出て、そこから新幹線で上田まで行き、上田からバスを乗り継ぎ下武石と言うところまで行けば良いはずだった。

小田急が遅れたりはしたものの、上田までは特に問題もなく、上田からバスに乗り、乗り換え駅(つまり下りる駅)に敏感になっているところに違和感が…
今上田駅から乗ったのに行き先を示す電光掲示板には「次 上田駅」
となっている。
停車駅案内放送と併せて確認するに、どうも表示が一駅遅れている模様。
細かいことかも知れないが初めて訪れる土地でバスの本数も少なく、日帰りを考えている身としては、これは結構敏感にならざるを得ない部分だったりする。
小心者だしwwww
しかも運転手のジジイは「への字口」を崩さず老人に対して「座って!!」と軽くキレ気味だし。
こっちで放送から耳を離さずにして対応するのが無難だろうなと判断した途端眠くなるボクの低級お脳。
まあ、それでも頑張って乗り換え地点の丸子駅に到着。

これが丸子のバス停。
行き先やら路線図やらが全部手書きだった。
そこで時刻表を見てみる。
もう数時間に一本。
というかある時間帯は何時間もバスが来ない有様だ。
でもボクは事前に妙見寺の案内のサイトでバスのルートを確認していたので、一応そのバスの時間を見てみる。

…ない

…?

…あれ?

数時間に一本だがあるはずのそのバスが時刻表に載っていない…

と、途方に暮れていても仕方ないので、バス停脇のベンチでバスを待っているらしいおばちゃんに妙見寺に行きたい旨伝えてみる。
どうもバスは本数が減らされているらしいことがわかる。
恐らくそれがインターネットの情報にまで反映されていないのだ。

で、おばちゃん言うには「武石スマイルバス」ってのが電話しないと来ないけど電話してみたら?
とのこと。
事情はのみこめないものの他に手もないので電話してみる。
電話口の人との会話でどうも「武石スマイルバス」と言うのはいわゆる巡回バスで、地元の人を家まで送ったりする地域の足となるサービスのようで、本来は地元のパスを持った人が乗るらしい上にそもそも電話予約の時間を過ぎている(予約はバスの巡回時間の30分前まででボクが電話したのは15分前)けれども、特別に妙見寺まで乗せて行ってくれるとのこと。
有難いけど帰りどうしようかな?
とか思うも運転手さんに相談してみたところ、

「巡回時間に合わせて予約してくれればお寺の前まで迎えに行きますよ」

とのこと。
どっかのジジイに見習わせたい丁寧な対応だった。

というわけで着きました。

真言宗武石山妙見寺。
というかその駐車場入り口。

駐車場。
そこそこ広いよ!

駐車場の隅に小さいお堂が。

そのお堂の対角線上にあるこっちが妙見寺。

入り口脇には妙見寺鳴龍の説明書きが。

入り口。というか上り口。

山門。
お寺は皆山なのね。

中には…

大概敷地の中心にあるあれ。

妙見寺は薬師如来を祭っているので、「医王堂」もあります。

そしてこちらが本堂。

本堂の写真をば何枚か。
何となくの広さと言うか狭さは伝わるかな?

ここから先の写真は観光協会のサイトからの転用です。堂内は撮影禁止です。

本堂に行くと戸は閉まっていて誰もいないようだったけれど、開ければ普通に空いたので、入ってみる。
中の空気はひんやりと冷たく(まあ、外も冷たいんだけどね)、明かりのない堂内は外から入る光だけが光源なのでやや薄暗い。
中を見回しても誰も見当たらないので、勝手に拝ませてもうらことにする。
下足箱の辺りにお金を入れるところがあり、「維持協力費として金百円頂きます」と書いてある。
上手い言い草だと思った。
拝観料と維持協力費。
まあどっちも使い道は同じだし、受ける印象も好き好きで変わるだろうね。
交通費概算で往復14000円、入場料が100円www

で、堂内は大きく三つのスペースに分けられていて、真ん中が板張りでその両脇に説教など聴く時用だろうか?畳敷きのスペースがある。

真ん中の板張りのスペースに入る脇に「鳴龍」のやり方と言うか作法みたいのが書いてあった。
板張りのスペースの先にはご本尊であろう

仏壇があり、結構ゴチャゴチャと色々飾ってあってちょっとセンスは微妙と思わないでもない。

そしてお堂の真ん中に立ち見上げると…

いた。

二匹の龍が雲間から姿を現している。

手を打つ。

何かが震えるような音が響く。
最初は正直「こんなものなのかな?」と思わないでもなかったけど、何度か叩いてみるうちに、その音が言葉で上手く形容しがたい響きを持っていると気づく。
簡単に言うと擬音に出来ない音だった。
あと、必ずしも大きく打つ必要はなく、軽く叩くだけでも十分に響いて良い音がする。
もちろん綺麗に大きく叩けばそれに応じて迫力のある響きにもなる。
ボク的にあの音は龍の鳴き声bそのものではなく、その残響音という感じだった。
鳴き声自体は手を叩くのと同時に発せられており、でも手を叩いてしまうが故に聴くことが出来ず、その余韻だけを拾うことが出来るのだ。

誰もいないし誰もこないのを良い事に一人でパンパン叩いてたら手が真っ赤になってしまった。

交通の便が悪く他に見るものもないので観光地化されていなくて本当に良かったと思った。

実に幸せな時間が過ごせたと思う。

ボクしかいないお堂の冷たい空気のなか響く龍の鳴き声。

行きやすい場所にあるお寺だったならこんな体験は出来なかったと思う。

また平日だったことも幸いした。
もっとも祝休日だったらバスはあったのだけれど。

場所と交通事情の関係で車のないボクにはそうそうホイホイ行けるようなとこではないのだけれど、また来たいと思った。

今日独り占め出来たから、次からは他の誰かがいても良いからバスのある休日で良い。

行って良かった。


著者: kunitsu
カテゴリ: 雑記, 雑学

更新が滞ってますね。

公私の主に私の部分で色々ありまして、ややモチベーションが落ち気味ですという言い訳です。

自分的にちょっとシンドイことが多くて、ブログを更新するような余裕がありませんで、わざわざ見に来て下さってる方には申し訳ないと思っています。

いずれちゃんとしようと思いますので、ちょいと今しばらく放っといてやってくださいな。

最近電気アンカを買って夜もヌクヌクです。


著者: kunitsu
カテゴリ: 雑記

読書感想文・予知夢

予知夢
著者・東野圭吾

東野圭吾の探偵ガリレオシリーズ第2弾

警視庁捜査一課の刑事草薙俊平が帝都大学理工学部物理学科の助教授湯川学の元に事件にまつわる奇妙な謎を持ち込む。

というスタイルは当然そのままですが、今回は表題にもなっている通り、超能力というか霊能力みたいな能力を思わせる謎を取り扱っています。

探偵ガリレオの時は漠然と不思議な出来事って感じのが多かった気がしますけれど。

前回同様短編集形式なのでサラっと読めました。
あとがきが誉めちぎり過ぎなのがやや鼻につきましたが、それは東野氏のせいじゃないしねw

というか思ったのですが、ミステリって感想書くのむつかしいですね。
ネタバレ厳禁だし、そこ意外に見るべき点がないものも多いし。

草薙と湯川の掛け合いが面白いって話もききますし、実際よく練って作られてはいると思うんですけれど、申し訳ないがそこまで真新しいものでもないです。
逆に言うと、それだけオーソドックスなホームズとワトソンのやり取りということですし、そういう「いつものやり取り」みたいなのが好きな読者の気持ちも分かります。
刺激的なら良いかっていうとそうでもないですし。

そう考えると探偵ガリレオシリーズは「安心して読む」タイプの小説なんだと思います。

なんかこう含みのあるような書き方になってしまっていて申し訳ないんですけれど、本当に他意はないですよ?

良くも悪くも普通に面白かったです。

・・・

ああ!またこういう書き方をする!


著者: kunitsu
カテゴリ: 読書感想文
タグ: 読書感想文

読書感想文・探偵ガリレオ

「探偵ガリレオ」
著者・東野圭吾

「白夜行」とかで有名な東野圭吾の探偵小説。

警視庁捜査一課に所属する刑事「草薙俊平」が捜査を担当した事件の中に奇妙な出来事が発生しており、それらを科学的に解明するために大学時代の友人であり、現帝都大学物理学部助教授の「湯川学」をたずねていく。

みたいな感じが基本。

色々バリエーションはあるけれども、基本は草薙に分からない不可解な出来事を湯川が解明していくというオーソドックスな探偵小説でした。

ちなみにタイトルの「探偵ガリレオ」は草薙の上司が湯川を「ガリレオ先生」と呼ぶところから。
まあ広い意味での優秀な物理学者に対する洒落ってだけかもわからんけど。

短編集なので、一話一話が短くて読みやすい感じになっています。

多分に視覚的な表現が多かったり、犯人サイドのシーンや、それを利用したミスリードなどもあり、映像化に向いてる作品だとも思いました。
というかドラマになってますね。
不勉強にして見ていませんけれども。

正直取り立ててすっごい面白かったわけではないのですが、流石に人気作家だけあって安定したクオリティで物語が進んでいくので、その辺は安心して読んでいけます。

通勤電車の中等、「やや暇だけれど長編小説は重い・・・」っていう気分の時なんかには良いかもしれないです。
っていうかボクは大概そんなですがwww


著者: kunitsu
カテゴリ: 読書感想文
タグ: 読書感想文

読書感想文・煙か土か食い物

煙か土か食い物
著者・舞城王太郎

ボクの好きな舞城王太郎の小説。
アメリカにて緊急医療センターに勤務していた奈津川四郎の母親が主婦連続殴打事件の被害者に。
急ぎ帰国した四郎は犯人に自らの手で復讐するべく行動を開始する。

・・・・んー
ネタバレしないようにって書いたあらすじは陳腐に見えてしまうなあ。
まあとにかく面白かったです

間違いなく小学校の図書室には置けません。
どこでも言われている評価を丸写しするみたいでアレですが、疾走感が物凄く一気に読めました。
改行や句読点のつけ方が独特で人によっては最初読みにくく感じるかも知れませんが、読んでいくうちに慣れるというか、コレでなくてはって気にもなります。

DVや家族愛という比較的ヘビーな要素を扱っていながら決して暗くならずに話が進むのは出てくるキャラクターたちのエネルギーゆえでしょうか?

キチンと分析して批評することの出来ない自分にいらだつと同時に明文化出来ない何かをキチンと感じられることに幸せも感じます。

駆け抜けるような文章の先に圧倒的なカタルシス がありました。

なんかこう稚拙な表現ばかりで申し訳ないですが、合う合わないに関わらず何も感じないってことはない作品だと思います。
この量をこの速度で読みきったのか?と妙な読了感まで感じてしまいました。

全然感想文の呈を成してませんが、刺激が欲しい人には本当にオススメの一冊です。


著者: kunitsu
カテゴリ: 読書感想文
タグ: 読書感想文

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國津の日々に起こった出来事やら見た芝居やら作ったプラモデルやらそういったものを実に素人的手法で無節操にネットにさらしていくので、ぜひ皆様生暖かい視線で見守ってやってください。

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