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戯曲をEPUB3化する道(12) – Kindle用1冊目、売り始めた

ちょっと前、いや結構前に、EPUB化した戯曲の1つをKDP(Kindleダイレクトパブリッシング)に登録してみた。
プレビューしてみたけど問題なさげ。

最初の手続き、とくに税関係がかなり面倒な感じだったけど、これでも前よりだいぶ簡略化されているみたい。このことは、気分が乗れば、いずれ書く。

で、情報を整えたものをアップしなおしたのが昨夜。

勢いで、ポチッとな、してみた。ステータスが「審査中」になった。
「通常は、72 時間以内に審査が完了して出版されます」とのことだった。

2時間後、さー寝るか、ってときに、気まぐれでKDPの自分の本棚見た。
ステータスが「販売中」になっていた。……はえーよ。

というわけで、販売開始されました。
今回は、売ることよりも、自分のつくったコンバーターでEPUB化したものが、Kindleで売れるのか、という実験が目的。達成……ってことだよね。拍子抜けで実感がない。

そんなわけでたぶん、1~2週間以内に、戯曲toEPUBコンバーター「Θέσπης」も公開します。


戯曲をEPUB3化する道(11) – 値段算出方法、その2

戯曲をEPUBにするぞー。おー。

前回に引き続き、電子戯曲の値段算出方法の話。
現時点ではこうした、という報告。

前回の記事を書いた後、ぼくが思う値段の上がり方(作品規模が大きくなるにつれ、値段の上昇がゆるやかになっていく上がり方)が、対数の曲線だってことに気付いた。なんで前回気付かなかったんだ……。
対数の曲線というのは以下のグラフみたいなことね。

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戯曲の書き方講座(4) – タブとは? そして台詞の書き方

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戯曲の書き方講座、4回目です。
戯曲講座ではなく、PCなどで書く時の、書き方講座です。

1回目は、文章と見栄えは徹底的に切り離す、という鉄則を紹介しました。
2回目は、文書は見出しで区切って管理・把握しよう、という話をしました。
3回目は、道具の手入れは大事なので、ワープロソフトはきちんと設定をして使おう、という話でした。

今回からは、数回にわけてTabキーの話をしていきます、たぶん。

タブ→
全角スペース→
改行→

超ざっくり歴史的な使われ方の話

タイプライターの時代から、Tabキーはありました。
あらかじめ設定した位置まで文字送りするためのキーでした。

用語説明のような「用語」と「その説明」、すなわち「小見出し」と「それに属する文章」がセットになっているような文書をつくりたいときに、タブキーは便利でした。
いや便利というよりも、必要だった、と言うべきかな。

例えばこういうことです。

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戯曲をEPUB3化する道(10) – 値段を算出する方法を考えてみた

戯曲をEPUBにするぞー、おー。

前回も書いたけど、製作中のテキストtoEPUB3コンバーター「Θέσπης」(テスピス)で作成したEPUBファイルが、アマゾンのKDP(Kindle Direct Publishing)に無事登録できた。
あと幾つかKDPを使う上で手続き上必要な項目を埋め、ポチってやれば、販売開始状態になる。
販売までたどり着けたら、Θέσπηςを正式公開するつもり。

値段決めなきゃなー。電子戯曲の販売価格のことね。

セリフ数、文字数、上演時間数などを代入すると、推奨価格を計算するような数式をつくろうかしら。そんで、Θέσπηςに、値段の提案ツールとして搭載したりして。

Θέσπηςは、アップロードされた戯曲を解析して、EPUBファイルに仕立てる。その過程で、登場人物名、セリフ数、セリフの文字数が算出される。こういう解析と数字出しって、DOS時代から自分でコマンドラインツール作ってやっていたよ。知りたいじゃない? セリフの数と文字数、登場人物ごとに。

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戯曲の書き方講座(3) – ワープロソフトの手入れをする

今回はワープロソフトの設定について

戯曲の書き方講座、3回目です。
戯曲講座ではなく、PCなどで書く時の、書き方講座です。

1回目は、文章と見栄えは徹底的に切り離す、という鉄則を紹介しました。
2回目は、文書は見出しで区切って管理・把握しよう、という話をしました。

さて今回からはいよいよ「Tab」キーの使い方に突入!

と思ったのですが、そこに進む前に、ワープロソフトの設定をしてもらわないと話が見えてこないこともあるかも、と気付きました。

タブの話は、設定の話のあとです。

道具を使うには準備や手入れが必要

道具を使うには準備がいるし、使い続けていくためには手入れも必要です。

筆とか、鉛筆とか、ゲルボールペンとか、万年筆とか。
煩わしさと捉えるか、心を研ぎ澄ます行為と捉えるかは人それぞれですが、どれも一緒。
仕事として「書く」ことをしているならば、道具選びと手入れは、業務の大切な一部になっているはずです。

PCだって一緒です。

PCの場合、パソコン自体の設定であったり、使うワープロソフトの設定だったり。
そこで手を抜くと、書く時に楽できません。

楽をしたり手を抜いたりするためには、労力も払わないと。

と言うわけで今回は、Wordのバージョンアップするたびに、私がまず行っている設定について書きます。
なぜWordかと言えば、私がWordしか持っていないからです。

重要なのは「見えない文字を見えるようにする」ことですが、劇作家にとっては必須の「自動文章校正をオフ」にすることも紹介します。

註: Word以外の方は、操作方法が違うとは思いますが、似たような設定はできるはず。

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戯曲の書き方講座(2) – 見出しで構造を整える

今回は「構造」のお話

戯曲の書き方講座を始めました。2回目です。

戯曲講座ではないです。
書き方講座です。PCなどで書くときの、書き方です。

前回は、戯曲(に限らず文書と呼ばれるものの一切合切)をPCで書く時の、文章と見栄えは徹底的に切り離す という鉄則を紹介しました。

そのために、空白文字や改行文字で見栄えを一切調節しない、という話も書きました。

今回は、戯曲の構造のお話。
もちろん、戯曲の中身の話ではなく、文書構造の話です。

文書は幾つかのかたまりでできている

ぼくの場合、フルレングスで戯曲を書くと5万字を越えます。
真っ平らな地平に5万字の文字。
全貌を把握するのは大変です。ぼくには無理。
管理なんかとうてい出来ません。
自分で管理するのが無理なんですから、他人が読んで把握するなんて、とてもできないはず。

大きなものを把握するとき、部分にわけて考えるとわかりやすくなります。

大きな文書も、通常は、幾つかの「かたまり」で出来ています。
その「かたまり」が、パッと見て理解できるようになると、全体像が簡単につかめます。

本の「目次」とか、かたまり一覧ってことですよね。

この「かたまり」を明示し、文書の構造を把握しやすくすることが、今回の趣旨です。

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戯曲の書き方講座(1) – 前段としてまずは問題点を列挙

はじめます

戯曲の書き方講座を始めます。

戯曲講座ではないです。
書き方講座です。PCなどで書くときの、書き方です。

戯曲の「書き方」ではあるけれど、Wordなどを使って文書をつくるときの、一般的なあれこれにも通じることだと思います。

大きな流れとしては、文字の入力の仕方から入って、Wordの使い方についても説明していきます。
一太郎は持ってないので説明できないです。でもきっと、本質は同じ。

今回は文字の入力の仕方、の前段。

凡例

先に凡例をば。
タブ→
全角スペース→
改行→

見える? 矢印の右側に何も表示されていなかったら、閲覧環境が対応していないかも。

こんな書き方、していない?

さてさて。

皆さんは戯曲をどういう風に書いていますか?
まさかまさか、まーさかまさかとは思うけど、登場人物名やセリフをこんな風に書いたりしていませんか?

男2みんなでデリケートな話もするんだよ、仕事がらみの、ミー
ティングも兼ねてんだから
男1そうそう、今日はぼくだけだけど
女1あ、ほかにも人が来る
男1いいや、ぼくだけ……(男2に)まぁいいじゃない、こうい
う日もあったって……えっと、絵描きさん

あるとき、にいろんな方の戯曲をファイル状態でたくさん読む機会がありました。そしたらこういう書き方の戯曲がたくさんありました。その時だと、約9割がこうでした。

ぼくは劇作家協会ってところでリーディングをやることが時々あるのですが、採用戯曲にもこういう書き方のものが結構あります……というかほとんど?

なにがいけないか。はい、「空白文字や改行で、見栄えを調整していること」です。

こういう書き方は、ぼくから見ると、手書きの戯曲となんにも変わりません。
手書きには手書きの良さもあると思うのですが、手書きなことをわざわざWordでやっている点が、うーん、せつないです。

この書き方は、PCで戯曲を書くメリットを捨てているという点で、たいへんもったいなく思います。

楽をするために、PCで書く

先述の例のように、空白文字や改行で見栄えを調整するとどうなるか。

めんどうなことが沢山起きますが、書き手目線だけで言えば、

  • 文を書く際に、文には本来含まれない文字(ここでは空白文字や改行)を打鍵しなくてはならない。
  • 語を修正するたびに、いちいち空白文字や改行で、見栄えを調整しなくてはならない。

などがまず挙げられます。その手間を考えるだけで、ぼくは気が遠くなり慢性腱鞘炎がズキズキ痛み出します。

書く際は、文だけを書きたい。
語を修正したら、見栄えも勝手に修正されて欲しい。

当たり前ですよね? 前者は思考を邪魔するし、後者は書き手の仕事ではないって思います。

ぼくは、少しでも楽がしたいです。
楽をするために、PCを使って書いています。

こんな問題も起きる

実話ですが、あるリーディングで、年配の俳優さんのために字を大きくすることになりました。
ファイルでもらった戯曲のフォントサイズを、ただ大きくしたら、こんな風になりました。

先述の例を使いますね。

男2みんなでデリケートな話もするんだよ、
仕事がらみの、ミー
ティングも兼ねてんだから
男1そうそう、今日はぼくだけだけど
女1あ、ほかにも人が来る
男1いいや、ぼくだけ……(男2に)まぁいい
じゃない、こうい
う日もあったって……えっと、絵描きさん

そうだよなー、と思いました。
見栄えの指定を文字でしてしまっているからこうなるのです。

もちろんこれでは使い物になりません。

そのリーディングの時は、こんなのぼくの仕事じゃないよなー、と思いつつも、一行一行、改行を直しました。
(嘘です。実際は、いったんテキストエディタにコピーして、正規表現というものも駆使して、もうちょっと楽に直しました。が、これはもっともっと先の話です。)

検索もまともにできない

長い戯曲の場合、検索を使ってセリフを見つけたい時があります。

先述の例で、「ミーティング」って言葉を検索したいとします。
これは、検索では見つかりません。
なぜなら「ミーティング」って文字の並びは、例中にはないからです。

え? なにいってんの? あるじゃん! って思った方、その考えを改めてください。
文字と見栄えを混同してしまっています。

空白文字も、改行も、デジタルデータ上では立派な文字です。
これを文字と見なさないのは、手書きと同じ発想です。
打鍵したら、それは全て「文字」なのです。(例外は、カーソルを動かすためのキーなど。)

例中には「ミーティング」って字の並びしかありません。

デジタルデータというものの大きな利点は、検索です。

見栄えを文字で行うと、デジタルデータとしては使い物にならなくなってしまい、検索や置換などの恩恵を受けられなくなってしまいます。もちろん、字の大きさや一行の文字数の変更など、楽ちんな見栄え調整もできません。

というわけで、ちゃんと戯曲を書くにはどういう指針を持てば良いかを一つだけ書いて、今回は終わります。

文章と見栄えは徹底的に切り離す

これはもう鉄則です。
楽をするため、かつ書き手が書き手本来の仕事に集中するための鉄則です。

内容(文字・文章・戯曲)と見栄えは、徹底的に切り離しましょう。
譲っちゃダメです。妥協もだめです。

言葉の途中で本来ないはずの改行が入ったり、全角スペースが入ったり。
そういうことがないようにしましょう。

その方が楽でしょ?

文字は文字、文章は文章として、見栄えとは関係なく成立するように書きましょう。
そのために、全角スペースや改行は、文章として必要な位置にだけ打ちましょう。

見栄えの調整は、まったく別の作業なのです。

Wordだったら、「ぶら下げインデント」などで、納得いくまで調整すればいいだけ。
でもこの辺の話は、まだもう少し先です。

今回はこれで終わり。

質問があればコメント欄やFBなどでどうぞ。

ではまた次回(あるのか?)


戯曲をEPUB3化する道(9) – KDPにアップできたり憂いがあったり

戯曲をEPUBにするぞー、おー!

製作中の、テキストtoEPUB3コンバーター「Θέσπης」で作成したEPUB3ファイル、EPUB Validatorは通過していたので、大丈夫だとは思っていたんだけど、やってみたよ、KDP(Kindle Direct Publishing)への本の登録。

できた。しごくあっさりと。

ステータスとしてはドラフト状態。まだ販売してないよー。
とりあえず、できたEPUB3は通るのかなーって試してみただけ。

そんでもって、「Θέσπης」の方は、コアな部分を修正したり、表紙画像をつくる簡易ツールをちょいちょいって作ったり、説明文書をコツコツ書き足したり。

あとは仕様でまだ固まっていない部分がちょっとだけあって、そこが固まってきたら公開できるかな、と。

でもね……その前にすごく引っかかっていることがあって。

戯曲のデジタルデータとしてのつくりが、世間一般(?)的には、すごく汚いこと。スペースで見栄えを調整したり、行末に単語の途中でも平気でいちいち改行していたり。文字(改行だってスペースだって文字!)で見栄えをなんとかしようという発想はなくすべきなんだけど、そーゆーの文字の並びで見てくれをなんとかしようとしている点で顔文字と根は一緒なんだけど、やってない? だいじょうぶ?

なんかこう、啓蒙活動的なことも必要だよねぇ。
じゃないと変なクレームに悩まされたりとか……あり得るよねぇ。

とか思ったり。

まぁ「Θέσπης」は、個人が自分のためにやっていることなので、ユーザーサポートは一切しないよ! という姿勢を貫くつもりではあるけれど。(その割には便利機能を充実させたりしているけれど。)

杞憂かなぁ。


戯曲をEPUB3化する道(8) – 縦中横に対応したり

戯曲をEPUBにするぞー、おー!

気分転換にちょいちょいいじり、縦中横に一部対応した。
まだテストはあんまりしていないけど。

縦中横、読める?

たてちゅうよこ、と読む。なんで訓音訓なんだろうね。

縦書きで文字組みするとき、半角文字の扱いが問題になる。通常は、縦になると横に寝ちゃう。縦書き文書に英単語入れるときって、そういうことってない? それそれ、それのこと。

例えば、ぼくは戯曲ではぜったい使わないけど「?!」みたいな表記があるとき、縦書きだと横向きに表示されてしまう。「昭和52年」とか書いたときも同じで、52が横向きに表示される。

そういう「?!」とか「52」みたいな表記を、縦書き文書のなかで横組みにするのが、縦中横。

で、今つくっているEPUB戯曲製作ツールでは、以下の条件に適う時に縦中横を適用するようにした。

  • ??、!!、?!、!?、!、? のいずれか
  • 1文字の英字
  • 1桁もしくは2桁の数字のセット

数字だったら、例えば「1982」みたいな4ケタ数字には、縦中横は適用しない。2ケタ数字の場合のみに適用。縦組み文書では、桁数が多い縦中横は、かえって見栄えを悪くするからねぇ。

でもさぁ、??とか!!とか?!みたいなのが戯曲中にあるのって、個人的にはセリフ中に顔文字や「w」みたいなのがあるくらいにかっこ悪いと思うんだけど。あと数字、日本語の文書なんだから漢数字使うか全角使えよな。

古い考え方かな?

ってなこともこっそり思うけど、ま、いいかってことで実装したっす。

譲れるか譲れないかって言ったら、ここは別に譲れないところではないし。

ちなみに数字のマッチングは、正規表現的にはこう書いた。あってんのかな? 動作はしているけれど。変だったらツッコミをお願いしたいです。

/(?<!\d)(\d{1,2})(?!\d)/

 


戯曲をEPUB3化する道(7) – 設定管理機能を追加したり

戯曲をEPUB3にするぞー、おー!

公演も終わって落ち着いたので、製作を再開しだした。前回触れた問題も完全解決したわけじゃないけれど、実はもうmomouta.orgサーバ上にあげてあって、時々テスト運用していたり。
URLをさらしてもいいんだけれど、もうちょっとマニュアル的なものを書いてからにするつもり。

いるかどうかわからないけど、いないと思うけど、まだかなーと思っている方、もうちょい待っていてください。

一番重要なコンバーター部分はもうだいたい出来ていて、戯曲を沢山EPUB化して、不具合を洗い出す段階に突入。その過程で、「前に作ったEPUBファイルの設定(登場人物ラベル用の幅は何文字、とか)を再利用できたら便利だなぁ」とか思い始めた。

なので、「過去につくったEPUBファイルの設定を再利用したり、設定はそのままに作り直したりする」ための管理機能を追加した。すごく簡易的なものだけど。

そんなふうにコツコツと作り続けています。