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奄美大島で作った創作民話『裏山の二本の松』

2011年度に奄美大島の宇検村立久志小中学校という学校でつくった、創作民話を紹介します。

2011年度は、宇検村でのワークショップで4つの民話を、2つの学校の子供達がつくりました。今年度も、2つの民話をとある学校でつくりました。これもいずれ紹介します。

過去このブログで紹介したのは以下の2作品です。作った経緯なども軽く触れています。

→ 『岩とポインセチアとパパイヤ』 (2011年度 久志小中学校)
→ 『校門の横のガジュマル』 (2011年度 名柄小中学校)

以下、創作民話の本編。文章は私が書きましたが、話の筋をつくったのはあくまでも、久志校の子どもたちです。今回の物語にも、奄美にいる精霊のような妖怪のような存在「ケンムン」が登場します。

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学校でのワークショップは先生方のために

先週の日曜からずーっと某県某市にいる。演劇ワークショップのためである。
今日で11日目だ。今年2回目の滞在。昨年もたびたび来ていた。

さて先週末から、クラス数の多い学校の、4年生を対象にしたワークショップが始まった。
全3回のプログラム。1回目は複数クラス合同でやり、2回目以降は1クラスずつ実施。学年全体としても傾向はあるが、各クラスごとに特徴があり面白い。プログラムは同じだが、クラスごとに進行の仕方とフォーカスすべき課題を変えて対応している。

今日で2回目まで終わった。そしてワークショップそのものと、クラス毎にやるワークショップ後の密なふりかえりが、各担任の先生方間で、話題のトップになっている、という話が耳に入ってきた。
詳しくは書けないが、うちはこーだったよー、そっちのクラスはそんなだったんだー、そっちのクラスの誰々にはそんな面があったんだー、とワイワイ盛り上がってらっしゃるそうだ。きっと、ものすごい勢いで、それぞれのクラスと児童個別の様子を、情報交換・共有してらっしゃるのだろう。それはおそらく長期的な指導の上で、何らか有益なことになっているのだろう、と思う。

小学校でワークショップをやるようになってわりとすぐ、小学校でのワークショップは先生方のためにやるようなもの、と気づいた。
ぼくらは一瞬すれ違うだけの存在なので、子供達をどうにかできないし、しちゃいけない。責任とれんし。ゆえに、愛情を傾けたり愛着を持ったりしてもいかん、と思っている。
でも担任の先生方は違う。子供達と日常を共にし、子供達の人間的成長を導く存在だ。責任も、ぼくらなんかより遙かに大きい。全く比較にならないくらいに。
そんな先生方のために、子供達への目線を検証しなおすための参考にほんの少しでもなれれば、それだけでも学校でのワークショップは大きな意味があるように思う。学校のなかで、子供を良き方角へと導くのは、アウトサイダーのぼくたちではなく、先生方の仕事なのだから。

って思っているのだけれども、先生個々人のなかでの情報整理だけでなく、先生同士の情報交換・共有がなんだか始まっていると聞き及び、あらためてその(少しでも子供達のために、という)貪欲さとしたたかさに驚くと共に、頼もしいなぁ、と思った次第である。(もちろんこういう良い状況になったのは、この事業を担当する先生や市教育委員会の努力も、とてつもなく大きいからである。)

残り1回(を全クラスだが)、がんばろう、と思った。先生は、先生にしかできないことをやる。ぼくらはぼくらにしかできないことをやる。それだけのことだが。

以上、色んなみかんが安くておいしい某県の、柿やキウイや湧き水がおいしい某市より、お風呂にお湯をためている間に、日記的に。


正月の近況など

hibiscus

2013年になりましたな。

正月の前後は寒いので、あんまり働かないのが理にかなっている気がします。
でも今年のは、なんか暖かい(東京)。
これはこれで悪くないですな。

今年も正月休みあけてすぐから、2月の終わり頃まで、ワークショップいっぱい。
その後は公演です。

去年は「2畳のスペースで上演できる短編劇を11本つくりました。今年も短編をたくさんつくるつもりですが、同時に上演の機会も増やしたいなぁと考え中。

ワークショップ方面でも、今までの積み上げを整理すると共に、新たな展開を模索していくつもり。

でもま、今年はこういう年にする、というのはあまり考えない方なので、気負わずやっていこうと思っています。


近況など

11月は中旬から下旬にかけて、ずっと奄美大島にいました。宇検村でのワークショップのためです。奄美から帰る日は11月末だったけど、昼間はTシャツでOKな感じの気温。そこから約10~15度寒い東京に戻り、さらに冷え込む愛媛へ移動。西条市でワークショップをいっぱいしていました。

で、これを書いている2時間近く前に、東京に戻ってきたところ。

これからいったん寝て、起きたら座・高円寺へ。

劇作家協会の月いちリーディング・劇場版の、リハーサルと本番のためです。

リーディングフェスタ・2012 戯曲に乾杯!

18:00~21:00
【2】 劇場版“月いちリーディング”

   宮沢章夫 『ヒネミの商人』 [ゲスト] 鈴木聡、マキノノゾミ/谷賢一、中津留章仁、夏井孝裕
[出演] 牛水里美(黒色綺譚カナリア派)、大沢健、キムラ緑子、剣持直明(劇団だるま座)、清水泰子、七味まゆ味(柿喰う客)、竹下景子、マキノノゾミ、丸尾丸一郎(劇団鹿殺し)、室井茉里奈
[コーディネイター] 篠原久美子
[ファシリテイター] 長谷基弘

通 常は稽古場で、主に新人の作品を取り上げている、定例の戯曲ブラッシュアップ・ワークショップ「月いちリーディング」。劇場に場所を移した今回は、岸田戯 曲賞審査員も務める宮沢章夫氏の、1993年上演作『ヒネミの商人』を取りあげる。再演に向け、ドラマリーディングと劇作家たちによるディスカッションを 通して、改稿へのヒントを見つけ出す。
[入場料] 1,000円

そしてこのイベントを終えたら、また愛媛に戻ります。今度は2週間滞在。

奄美や愛媛でのワークショップの様子や思ったこと、書きたいけれど、なかなか余力が残っていません。でも書く。そのうち……。


F-05Dをファクトリーリセットした

ワークショップのため、月火水と奄美大島へ行っていました。水曜、ワークショップ先の宇検村から奄美空港へ戻る途中、スマートフォンが落ち、以降無限に再起動を繰り返す状態に陥りました。

機種は、docomoのF-05D。具体的には、起動中の画面の途中、Arrowsのロゴが出るあたりで、再起動がかかってしまう感じ。

どうしようもないので、ファクトリーリセットしました。

詳細なやり方は、Googleで検索を。ざっと書くと、

  1. 電源が切れている状態にする。
  2. SDカードを抜く。
  3. メニューキーと戻るキーを押したまま、電源を入れる。
  4. リカバリモードになるので、”Factroy data reset”を選択する。
    (音量ボタンでメニューの上下。電源ボタンで選択。)
  5. 電源が切れた状態にし、SDカードを指し直す。
  6. 起動。

という感じです。

で、無事復旧しました。が、入れたアプリ類はきれいさっぱり消え、さまざまな設定もパー。いらないプリンインストールアプリも復活。ああ面倒。

以上、また同じことが起きたときのための、自分用メモとして。


ワークショップしに愛媛・西条市に来た

伊予西条駅、駅前というわけで、愛媛県は西条市にやってきました。もちろんワークショップをしに、です。

写真は駅前。西条市は、わき水の街です。水がすごくおいしい。水がおいしいと言われている地域にもいろいろ行きましたが、西条市の水は、なんだろう、飲み水としてのレベルがなにか違う感じです。

さて明日・明後日と小学校でワークショップをし、東京に戻ります。今月は、愛媛で私がワークショップするのは、これが最初で最後かな。11月は奄美大島・宇検村で集中的にワークショップやるので。

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奄美大島・宇検村の久志小中学校でやっているワークショップのプランなど

行きの羽田空港、機内より10月17~20日、奄美大島の宇検村を訪れていました。文部科学省の、コミュニケーション教育事業関係の演劇ワークショップのためです。同村で私のいるワークショップ団体がワークショップするのは、これで3年目です。

宇検村での文科省事業のワークショップ、初年度は、久志小中学校のみ実施でした。小中学校というのは、小学校と中学校が一体になっている学校のことです。児童・生徒数が少ないので。

去年は、久志小中学校、名柄小中学校、阿室小中学校での実施でした。

今年3年目は上に、田検小学校、田検中学校を加えた5校で行われます。村内全校です。1自治体での実施率100%です。

ちなみに上の写真は、行きの羽田空港の機内から撮った、働くおじさんの写真です。本文とは関係ありません。

で、10月18日・19日と、久志小中学校で、本年度2回目3回目のワークショップをやってきました。そのプランを紹介します。以下。

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コミュニケーション教育フェスタに出席してきた

文部科学省コミュニケーション教育フェスタ 西日本ブロック(10月11日,12日)に参加しに、2泊3日で熊本へ行ってきました。

私が参加したのは、主に10月11日の「宇検村立久志小中学校」(奄美大島)の事例報告。昨年度に同校で行った事業についてです。同校の先生方や村教育委員会の方ほか5名で、お話をしてきました。

大体こんな構成です。

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奄美大島でつくった新作民話『校門の横のガジュマル』

前に記事にした『岩とポインセチアとパパイヤ』に続き、2011年度に奄美大島・宇検村でのワークショップでつくった創作民話の第二弾です。

今回の民話は宇検村立名柄小中学校という学校でつくったものです。この学校でも2つ民話を創作しました。

ワークショップ自体は、学校内外の気になる場所から想像をひろげ、そこの由来となる民話をグループ創作し、パフォーマンス化する、というものです。民話の文章は私が書きました。が、中身は子供達がつくったものです。

こういった創作をやると、宇検村の子らは高確率でハブやケンムンを登場させます。馴染みがある存在のようです。

ケンムンは奄美にいる妖怪というか精霊というか。ガジュマルの木に住み、子供の姿をしていたり大人の男の姿をしていたり、時には女の姿をしていたり。沖縄にはキジムナーという妖怪みたいな精霊みたいな存在がいますが、あれとはニュアンスがかなり違う印象。いろいろ読んだり聞いたりした限りでは、どちらかというとカッパっぽいです。

さて、今回紹介する民話も、主人公の1人としてケンムンがでてきます。

以下。

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スマホからの投稿テスト

スマホにWordPress用のアプリを入れたのでそのテスト投稿です。
それだけじゃあんまりなので、本日水曜日にあったことを。

日本劇作家協会の月いちリーディングみたいな、作者にフィードバックを渡すリーディングの稽古をやっていたんですけど。月いちリーディングではないです。あれとは全く別。
で、そのとき稽古に立ち会った作者が、とんでもないモンスター作者で。

最初に誤植を指摘したら嫌そうな顔をした時点で、変な人だなー、って思い始めました。
その後稽古を進めて行ったら、日本語的に著しく間違えているセリフがあって。戯曲なので、語法・文法的に間違っていようが、人のことばとしてあり得るならば間違えではありません。が、このケースでは、意味が通らない感じの間違えで、俳優もひどく引っかかっていました。
こういった稽古もブラッシュアップの場ですから、間違いを指摘しました。そしたら作者さんは、「なんでそんなひどいことを言うんですか! 信じられません!」とキレだしました。稽古場緊迫。

そういうことが何度かあって、ギスギスムードで稽古が進み最後まで行きました。

最後の決めゼリフに、同音異義語があり音的にも聞き取りづらく、発音もしにくい語が使われていました。しかもその際、戯曲の指定で、他の俳優がガヤガヤすることになっていました。
こりゃイカン、音的につぶれてしまい観客は聞き取れないし、万が一聞き取れても同音異義語のせいで意味が取れない。最後の最後なのにもったいなさすぎる!
と思った私は、その旨丁寧に説明し、こういう語を使う場合は、例えば「緑色の」とか、なんらかの形容詞と組み合わせたりすると、誤解なく伝わりますよ、とアドバイスしました。

そしたら作者さん、激しくぶち切れ出しまして。
すごい剣幕で怒鳴りだし、しまいにはバッグから刺身包丁を取り出して振り回し始めました。
なんでそんなもん持ち歩いているんだよー! とツッコむ間もなく、なんだか私を追いかけてきました。
逃げるしかないじゃん。逃げた。必死に逃げた。

という夢を今朝見ました。
怖かったー。