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ワークショップ一覧

静岡にワークショップしに来た

静岡県の静岡に来ています。
文化庁主催の、国語問題研究協議会という催しでワークショップをするためです。
いま、ホテルの部屋。

国語問題研究協議会 (文化庁)

上のリンク先のPDFにあるように、東日本地区、西日本地区と2カ所に分けて開催されます。今回は東日本地区。再来週(8/19-20)も、山口県で行われる西日本地区でも同じワークショップをします。

どんなワークショップをするか。

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奄美大島で作ったオリジナル民話がどれも8ブロックに分かれている理由

2011年度と2012年度に、奄美大島の宇検村で、オリジナルの民話をつくり劇にするワークショップをやりました。

できあがった話は6本。そのうちの4本を既にこのブログに掲載しています。

→ 『岩とポインセチアとパパイヤ』 (2011年度 久志小中学校)
→ 『校門の横のガジュマル』 (2011年度 名柄小中学校)
→ 『裏山の二本の松』 (2011年度 久志小中学校)
→ 『廊下のつきあたりから見えるヤシの木』(2012年度 名柄小中学校)

学 校のなかやまわりにある、気になる物や場所の、嘘っぱちの、じゃなくて架空の由来を民話化しました。例えば、二本絡まって立っている木があっ たら、それは昔仲良しだった夫婦が木になったもので、なんで木になってしまったかというと……。というようなことを、グループで話し合いながら創作してい くわけです。上記の4つの物語、タイトルが場所や物体の名前になっているのはそういう理由。

さて、上の4つのお話を読んで頂けるとお気づきになるかと思いますが、どれも8つのブロックにわけられています。

もちろん自然とそうなわったわけではありません。どういうことかというと……。

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ある学校で算数ラップを見たこと

ある学校へ事後フォローへ行った時のことです。

そこは3年間継続して、私のワークショップをやった学校です。
事後フォローというのは、ワークショップをやった学校に伺い、その後の様子を聞き、こちらの参考になる意見を聞いたり、学校側の参考になるかもしれない意見を言ったり。そんな感じのものです。

校長先生とのやりとりのなかで、何人かの子ども達が、算数の苦手なA君のために、担任の先生を交えて「算数ラップ」をつくった、という話を聞きました。
算数で習う面積を求める公式などを、ラップ調にして唄いつつ、踊ったりするそうです。校長先生によればかなり本格的とのこと。

へぇ、機会があったら見てみたいな。そんな機会あるかどうかわからないけれど。と、その時は思いました。

機会はその1時間後くらいにやってきました。

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奄美大島で作った創作民話『裏山の二本の松』

2011年度に奄美大島の宇検村立久志小中学校という学校でつくった、創作民話を紹介します。

2011年度は、宇検村でのワークショップで4つの民話を、2つの学校の子供達がつくりました。今年度も、2つの民話をとある学校でつくりました。これもいずれ紹介します。

過去このブログで紹介したのは以下の2作品です。作った経緯なども軽く触れています。

→ 『岩とポインセチアとパパイヤ』 (2011年度 久志小中学校)
→ 『校門の横のガジュマル』 (2011年度 名柄小中学校)

以下、創作民話の本編。文章は私が書きましたが、話の筋をつくったのはあくまでも、久志校の子どもたちです。今回の物語にも、奄美にいる精霊のような妖怪のような存在「ケンムン」が登場します。

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学校でのワークショップは先生方のために

先週の日曜からずーっと某県某市にいる。演劇ワークショップのためである。
今日で11日目だ。今年2回目の滞在。昨年もたびたび来ていた。

さて先週末から、クラス数の多い学校の、4年生を対象にしたワークショップが始まった。
全3回のプログラム。1回目は複数クラス合同でやり、2回目以降は1クラスずつ実施。学年全体としても傾向はあるが、各クラスごとに特徴があり面白い。プログラムは同じだが、クラスごとに進行の仕方とフォーカスすべき課題を変えて対応している。

今日で2回目まで終わった。そしてワークショップそのものと、クラス毎にやるワークショップ後の密なふりかえりが、各担任の先生方間で、話題のトップになっている、という話が耳に入ってきた。
詳しくは書けないが、うちはこーだったよー、そっちのクラスはそんなだったんだー、そっちのクラスの誰々にはそんな面があったんだー、とワイワイ盛り上がってらっしゃるそうだ。きっと、ものすごい勢いで、それぞれのクラスと児童個別の様子を、情報交換・共有してらっしゃるのだろう。それはおそらく長期的な指導の上で、何らか有益なことになっているのだろう、と思う。

小学校でワークショップをやるようになってわりとすぐ、小学校でのワークショップは先生方のためにやるようなもの、と気づいた。
ぼくらは一瞬すれ違うだけの存在なので、子供達をどうにかできないし、しちゃいけない。責任とれんし。ゆえに、愛情を傾けたり愛着を持ったりしてもいかん、と思っている。
でも担任の先生方は違う。子供達と日常を共にし、子供達の人間的成長を導く存在だ。責任も、ぼくらなんかより遙かに大きい。全く比較にならないくらいに。
そんな先生方のために、子供達への目線を検証しなおすための参考にほんの少しでもなれれば、それだけでも学校でのワークショップは大きな意味があるように思う。学校のなかで、子供を良き方角へと導くのは、アウトサイダーのぼくたちではなく、先生方の仕事なのだから。

って思っているのだけれども、先生個々人のなかでの情報整理だけでなく、先生同士の情報交換・共有がなんだか始まっていると聞き及び、あらためてその(少しでも子供達のために、という)貪欲さとしたたかさに驚くと共に、頼もしいなぁ、と思った次第である。(もちろんこういう良い状況になったのは、この事業を担当する先生や市教育委員会の努力も、とてつもなく大きいからである。)

残り1回(を全クラスだが)、がんばろう、と思った。先生は、先生にしかできないことをやる。ぼくらはぼくらにしかできないことをやる。それだけのことだが。

以上、色んなみかんが安くておいしい某県の、柿やキウイや湧き水がおいしい某市より、お風呂にお湯をためている間に、日記的に。


ワークショップしに愛媛・西条市に来た

伊予西条駅、駅前というわけで、愛媛県は西条市にやってきました。もちろんワークショップをしに、です。

写真は駅前。西条市は、わき水の街です。水がすごくおいしい。水がおいしいと言われている地域にもいろいろ行きましたが、西条市の水は、なんだろう、飲み水としてのレベルがなにか違う感じです。

さて明日・明後日と小学校でワークショップをし、東京に戻ります。今月は、愛媛で私がワークショップするのは、これが最初で最後かな。11月は奄美大島・宇検村で集中的にワークショップやるので。

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奄美大島・宇検村の久志小中学校でやっているワークショップのプランなど

行きの羽田空港、機内より10月17~20日、奄美大島の宇検村を訪れていました。文部科学省の、コミュニケーション教育事業関係の演劇ワークショップのためです。同村で私のいるワークショップ団体がワークショップするのは、これで3年目です。

宇検村での文科省事業のワークショップ、初年度は、久志小中学校のみ実施でした。小中学校というのは、小学校と中学校が一体になっている学校のことです。児童・生徒数が少ないので。

去年は、久志小中学校、名柄小中学校、阿室小中学校での実施でした。

今年3年目は上に、田検小学校、田検中学校を加えた5校で行われます。村内全校です。1自治体での実施率100%です。

ちなみに上の写真は、行きの羽田空港の機内から撮った、働くおじさんの写真です。本文とは関係ありません。

で、10月18日・19日と、久志小中学校で、本年度2回目3回目のワークショップをやってきました。そのプランを紹介します。以下。

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コミュニケーション教育フェスタに出席してきた

文部科学省コミュニケーション教育フェスタ 西日本ブロック(10月11日,12日)に参加しに、2泊3日で熊本へ行ってきました。

私が参加したのは、主に10月11日の「宇検村立久志小中学校」(奄美大島)の事例報告。昨年度に同校で行った事業についてです。同校の先生方や村教育委員会の方ほか5名で、お話をしてきました。

大体こんな構成です。

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奄美大島でつくった新作民話『校門の横のガジュマル』

前に記事にした『岩とポインセチアとパパイヤ』に続き、2011年度に奄美大島・宇検村でのワークショップでつくった創作民話の第二弾です。

今回の民話は宇検村立名柄小中学校という学校でつくったものです。この学校でも2つ民話を創作しました。

ワークショップ自体は、学校内外の気になる場所から想像をひろげ、そこの由来となる民話をグループ創作し、パフォーマンス化する、というものです。民話の文章は私が書きました。が、中身は子供達がつくったものです。

こういった創作をやると、宇検村の子らは高確率でハブやケンムンを登場させます。馴染みがある存在のようです。

ケンムンは奄美にいる妖怪というか精霊というか。ガジュマルの木に住み、子供の姿をしていたり大人の男の姿をしていたり、時には女の姿をしていたり。沖縄にはキジムナーという妖怪みたいな精霊みたいな存在がいますが、あれとはニュアンスがかなり違う印象。いろいろ読んだり聞いたりした限りでは、どちらかというとカッパっぽいです。

さて、今回紹介する民話も、主人公の1人としてケンムンがでてきます。

以下。

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奄美大島で台風15号のため延泊中

名瀬のミスド

名瀬のミスド。シェルター仕様。

写真は名瀬のミスド。26日に撮りました。台風対策で、がっちり締まっています。貝になっています。

というわけで、8月24日から奄美大島に来ています。秋以降に行う宇検村でのワークショップの打ち合わせで。今年度は、同村の全部の小中学校でワークショップします。全村でやるってことは、全村でやる意義や利点を見付けていかないといかないわけで……がんばります。

そして26日に東京に戻る予定でした。9月公演の稽古もあるし。
ただ、巨大な台風15号が接近していて、本当に帰れるのかな、という心配がありました。天候による欠航体験、少なくないし、どこか諦めに似た気持ちも。

とはいえ24日の段階では、帰れないかも、という予感が高まりつつも、まだのんびりしていました。村の方々から災害対策や、行くのに道が一本しかない校区が孤立した時の話などを聞いたりして、感心したりしていました。この日は宇検村に泊まりました。

宇検村では、誰と話しても、26日は「飛行機は飛びませんね」「無理ですね」「1週間コースですね」みたいな返事が返ってきました。それでも皆さん口ぶりが元気で陽気で余裕いっぱいなので、どこか「でも、もしかしたら飛ぶのかも」という気持ちにもなっていました。飛ばない飛ばない言われれ続けたため、反作用的に(要するにひねくれ的に)、いや飛ぶ、という気持ちも起きてきていました。

ところが……。

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