お風呂で湯船に浸かったとき、みなさん数を数えるじゃないですか。100までとか、300までとか。
ぼくもそうですが、長年「湯船で数を数える」ことを続けてきたなかで、いろんな数え方を実践しました。紹介しますね。
湯船での数かぞえを極めようという初心者の方は、1から順番に習熟していくと良いでしょう。
1. ふつうに数える(基本形1)
ただ単に100まで数える、というだけのパターン。
バリエーションとしては、
- 心のなかで数える
- 声に出して数える
などがあります。以降の数え方にも、上述の基本形に即したバリエーションがあると言えるでしょう。
2. 視覚イメージをつくって数える(基本形2)
想像上のカウンターをつくって数えるやり方です。
デジタルでもアナログでも、お好みでOK。
そのカウンターの表示が、1から順番に増えていくイメージをつくり、それを心の目で読みつつ数えます。
慣れないうちは、目を閉じて行うと良いでしょう。
慣れてきたら目を開けたままでもできるようになります。ぼくの場合、視界の右下に、ある赤いLEDのデジタルカウンターのイメージをつくっています。
視覚イメージがつくれると、以降の数え方が楽になります。なので敢えて基本形2としました。
3. 他の言語で数える
日本語ではなく、英語とかスペイン語とか中国語で数えるやり方です。
声に出して数えれば、発音の良い練習にもなります。
他言語での数かぞえは慣れないうちは「あれ? 次なんだっけ」ってなりやすいですが、カウンターの視覚イメージをつくって数えれば、あまり間違えません。
4. 大きな数を数える
100までに飽き足らず、300まで数えたり、600まで数えたり。
300数えると約5分、600まで数えると約10分数えることができます。
ダイエット目的などでしっかり浸かりたいときにはお薦めの数え方です。
慣れたら、3の他言語数えとかと組み合わせていくと良いでしょう。
200台とかおそらく雑念がいっぱい湧いてくると思います。でも300を越えるあたりから、だんだんと無の境地になっていきますよ。
5. カウントダウンして数える
100から初めてゼロまで減じながら数えるやり方です。結構楽しいです。
楽しさを知ったら、300とか500とかからスタートしてみてください。
ゼロになったときに、ほんわかとした達成感を得られると思います。
さぁ、ここからは上級編。
カウンターの視覚イメージをつくって行うことが大前提です。
6. 2種類の数をずらして数える
まずはカウンターの視覚イメージを2つつくり、1つ目のカウンターを動かし始めます。
適当な数(例えば50とか)まで行ったら、2つ目のカウンターも動かし始めます。
そして、両方が目的の数値に至るまで、同時にカウントアップしていく2つのカウンターの視覚イメージをキープし続けます。
難しいようですが、慣れると簡単です。人間の可能性を感じます。
7. カウントアップ&カウントダウン
6とほぼ同じですが、1つは1から100までのカウントアップタイマー、もう1つは100から1までのカウントダウンタイマーにして数える方法です。
慣れないうちは、頭で考えちゃうと思います。でも慣れてくると、自動で想像上のカウンターが動きだす感じになると思います。そうなったら、カウントダウンタイマーの方をランダムな数(例えば247とか)に設定してみてください。楽しみが増します。なかなか熱いですよ。
8. 自動的にカウンターだけを動かす
目は閉じず、視界のどこかにカウンターの視覚イメージを作ります。
目標値(例えば100とか)を決めたら、視覚イメージだけでのカウントを開始。そして! よそ見をしましょう。でも視界の端っこのカウンターは、目標値に達するまで動かし続けます。
ちゃんと動いていますか? ときどきちらちら見て、数を確認してみてください。
これをうまくやるコツは、「集中しないこと」だと思っています。念を凝らしてカウンターを動かし続けてもうまくいきません。気合いを入れず、いい感じに意識を分散させることがコツだと思っています。簡単に言えば、ぼんやりすること、です。
カウントを間違えず、カウンターを消失せず、しっかり自動カウントできるようになると、次のステップに行けます。ゴーゴー。
9. 自動カウントしながら他のことをする
8と同じです。が、自動カウントさせるだけでなく、積極的に他のことをします。
考え事をしたり、本を読んだり、湯船から出て頭を洗い、また湯船に戻ってみたり、とか。
8ができるようになっていれば、そんなに難しくありません。
自信がないうちは、時々カウンターをちらちら見ましょう。
カウントを間違えず、カウンター消失も起こさずに、自動カウントできていますか?
できている? すごいですね、人間っていろんなことができますね!
……
とまぁ、ざっと紹介してみました。お試しあれ。
さて、これらをマスターするとどんなことが起きるでしょうか? 思考のマルチタスクが可能に?! 仕事の効率化が可能に?!
そうなったら素敵ですが、単にしっかりお風呂で身体を温めることができる、というだけで、別になにも起きないと思います。ただの「じっくりお風呂につかるやりかた」です。
皆さんも、他の数え方があったらぜひ教えてください。
あと、一応お断りしておくと、これらの実践は自己責任の範囲で行ってくださいね。
湯あたりしたり、血圧がおかしくなったりしないように、数の数えすぎで頭がおかしくなったりしないよう、お気を付けください。
責任とれんし。
以上、意味のないことを書いてみようと思って書いてみました。内容はぼくが本当にやっていることですが。