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次の出張上演のこと、短編劇をさくっと上演する仕組みができたらなぁのこと

先の土曜日、秋カフェ『お節介いろいろ』のAプログラムを、いわきで出張上演してきました。日帰りです。朝出発して、お昼を会場のLa Stanzaで食べて、1時間くらい確認稽古して、上演。そのままStanzaで美味しい夕ご飯食べて、帰京というコース。2畳のスペースでやれる短編劇だから、こういうことも可能です。ちなみにいわきでは、これが2度目の短編劇の出張上演です。

そして水曜、これを書いている日の翌日ですが、埼玉の高校でも出張上演をします。『お節介いろいろ』で作った桃唄の3作品を、一挙上演します。

でもこれ、通常の学校公演とは違います。まったく別の枠組み&試み。
芸術系の総合高校で、演劇専修の1クラスに授業の一環として見せます。

このクラスの生徒達は、来年の卒業公演に向けて、これから演劇作品の創作を始めます。既成の戯曲は使わず、彼ら自身がすべて創作。で、その創作を始めるにあたり、ぼくらの作品を見て、演劇作品の多様性や、俳優たちの劇に対する姿勢などを感じとって、これからの作品づくりに活かしてもらおうという試みです。こないだつくった短編3本は、全部方向性が分かりやすくばらばらだもんね。

短編劇なら、こういう枠組みでの上演も比較的容易です。学校の体育館で全校生徒を集めて見せる、というのではなく、もっと小規模に、授業を進めていく上での明確な目的をもって見せる、という形態が容易、というか得意。
上演後に、生徒から俳優にインタビューさせたり、劇の中身についてディスカッションしたり、なんらかの切り口で劇のことを解説したり体験してみたりなど、ワークショップ的なものとの組み合わせも簡単です。

そういう上演機会がもっともっと、もっともっともっと増えるといいのになぁ、と思います。小規模な枠で、学校で短編を上演されやすくする仕組み、できないかなぁ。できたらすてきだと思う。ぼくらにとっても子ども達にとっても、演劇好きな先生方にとっても。

そんなわけで学校関係の皆さん、短編劇を学校に、ちょっと呼んでみませんか? もしくは呼び方を一緒に考えてみませんか。一クラスだけに見せるでも、演劇部の強化目的で見せるでも、なんでもありです。

短編劇をやるカンパニー、結構あると思います。呼ぶのは別にうちじゃなくてもいいです。とにもかくにも、短編劇であることを活かして、上演機会が増えるといいのになぁと、願う次第。

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