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いわきを題材にした作品を結構つくっていたこと

いわきで久しぶりに公演をやります。

劇団桃唄309 出張上演 in いわき / La Stanza (2013年6月9日Sun)

で、改めて考えてみたら、自分が過去書いて上演した戯曲のいわき率、意外と高いことを発見しました。嘘です、前々から薄々気付いていました。

以下、自分の書いてきたいわきの絡む作品を、ふりかえってみます。

いわき市をたびたび訪れるようになったのは、2006年10月。いわき総合高校の2年生の、アトリエ公演の構成・演出をするためでした。その時の作品は『あるいていこう』(2007.2)。高校生たちとつくった、高校生たちのお話です。舞台はもちろんいわき(主にいわき駅周辺)。作品づくりの取材のため、いわきに通いながら、地域史や民話を調べたり、色んなところ歩き回ったりしました。歩き回ったのは主に、平、小名浜、時々三和方面ですが。

そこからいわき市との縁が始まって、翌2007年には、最初のドラマリーディング・ワークショップを実施。いわきアリオスの開館前プレイベントとして行ったものです。このドラマリーディング・ワークショップは、翌年からは年3回のペースで、2012年1月まで続きました。

2007年秋につくった『三つの頭と一本の腕』(2007.11)は、三和と遠野と平の中間あたりが舞台(イメージ)の、推理劇テイストの劇です。いわき総合高校の生徒達と一緒に、『高校生版・三つの頭と一本の腕』もつくり、同時上演しました。どちらも、先ほどの『あるいていこう』のために集めまくった資料が、話の構想のスタートになりました。
この2つの劇をつくるにあたって、いわき市のあちこちに取材に行ったのですが、その過程で、飯舘村にも足を運びました。宿泊体験館きこり、という村内の宿にも泊まったのですが、いいところだったなぁ。絶対また泊まろうって思っていたのになぁ。

翌2008年は、アリオスの1次オープンの年です。その冬にアリオス小劇場で『おやすみ、おじさん3 – 草の子、見えずの雪ふる』(2008.12)を上演しました。磐越東線の夏井駅よりもずっと奥にある架空の駅から、さらにバスでずっと山に入ったあたり、が舞台の、妖怪が出てくるお話です。

その後はしばらく、東京を舞台にするか、直接の題材にした劇を書いています。たぶん上述の頃は、生まれ育った東京から離れたところで、日本を見てみたい、という欲求が自分のなかにあったのかもしれません。

で、震災前年の2010年に、いわきアリオスの主催で戯曲講座がありまして、私が講師でした。半年以上かけて、参加者全員の合作による戯曲『ダイダラさんと、いわきボッチ』をつくりました。東京から芸術家を招いて、いわきのシンボルとなるオブジェをつくることになった。それにあたっていわきの各地区から代表者が集まり会議を続けるのだが、なかなかまとまらず……。というお話です。みんなで苦労した結果、完成に至ったのは2011年1月です。震災後しばらくたってのことですが、いわきアリオスのラウンジで、ドラマリーディングでの発表もしました。1月の時点では、誰も予測していなかったのに、震災後に改めて読むと、リーディング時点でのいわきの状況がなんだか見えてくる、という感じがあり、興味深くあると共に、おそろしかったです。

2012年からは短編劇をたくさんやるようになりまして。

まず同年4月にやった春カフェの1本『荷台のなかで』という劇は、全編アルミバン・トラックの荷台のなかしか出てきませんが、どうも震災後の常磐高速を北上しているらしい、ということになっています。外が見えない荷台での話ですが、いちおう、いわき市内も走っています。

4月に上演した短編戯曲4編の概要とか (mloge)

さらに同年7月にやった秋カフェの1本『海へ』という劇にもいわき市内の場面がチラリと。この劇は、2日間で東京・高井戸から秋田・男鹿半島までドライブするというロード演劇です(しかも上演時間26分)。劇中、主人公の一行は、1日目の夕方に小名浜につき、ぶらぶらしたあと平のどこかでホテルを見つけて泊まろうとするのですが、ホテルが満室で泊まれず、郡山まで行く、という感じでいわきが出てきます。以下、参照リンク。

7月に上演した短編4編の概要とか (mloge)
『海へ』の走行ルート (Google Maps)

自分の書いたり関わったりした作品でいわき市が直接出てくるのは、だいたいこんな感じです。が、これだけではなくてあと1本。

1997年にシアターサンモールのプロデュース公演で、戯曲・演出をしているのですが、この時つくった『KAMACHI』(1997.10)の舞台にも、いわきのイメージが入っています。「海のそばで歴史も結構古い架空の都市」が舞台なのですが、この街のイメージが、高崎60%・いわき市平30%・あといろいろ10%、という感じで構成されています。主人公のお父さんが原発でなにかの施工だか補修だかをしているという設定がありまして……。人口も含め、条件的にいわき市がちょうどよかったのでした。

長くなりましたがひとまずこの辺で。
こうやってまとめてみると、結構どっぷりといわきに浸かってきたんだなぁ、と改めて思いました。

以上、ひさしぶりにいわきで公演をすることにちなんだ記事でした。

いわきの皆さん、ぜひ観にいらしてください! ご予約お待ちしています

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