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奄美大島・名瀬と東京の降水量と日照時間を比較してみた

一昨年から奄美大島を、仕事で度々訪れています。
昨年暮れは、2週間ほど長期滞在しましたが、その間、晴れた日がほとんどありませんでした。曇か、雨か、大雨ばっかし。10月、11月に訪れたときは、天気が良かったのに。海で泳げたくらいだったのに。
聞けば奄美大島は年間の日照時間がとても短いとのこと。

で、東京との平年値の比較で、グラフ化してみました。
観測点は、奄美大島・名瀬と、東京都の東京。1981年から2010年までの、30年間の平均です。
最初に断っておきますが、奄美大島は起伏の激しい大きな島で、ある場所が暴風雨でも、ちょっと離れた場所では青い空・静かな海、ということがままあります。比較対象として名瀬を選んだのは、単にいちばん人口の多い地域だから、です。

まずは降水量。
こちら。

降水量の比較 - 奄美大島・名瀬と東京 (1981-2010)

降水量の比較 – 奄美大島・名瀬と東京 (1981-2010)

元のサイズで見る (1185×686)
11月から1月にかけて、倍以上の開きになっていきますね。6月の降水量の多さは、こりゃもう仕方がないでしょう。7月上旬と10月上旬に、東京と同じ程度な時期があるのも興味深いです。

昨年は10月から12月にかけて、奄美大島を6回ほど訪れましたが、グラフを見る限り、だいたい体験通りの印象です。

続いて日照時間。
こちら。

日照時間の比較 - 奄美大島・名瀬と東京 (1981-2010)

日照時間の比較 – 奄美大島・名瀬と東京 (1981-2010) 

元のサイズで見る (1186×686)
6月から10月にかけて、入れ替わっている時期があるのが興味深いです。でもって、10月以降に大きく開きが出てくるのも、体験通りな感じです。

結論としてはアレですな。遊びで奄美大島を訪れるなら、夏がいいぞ、ということです。でもって穴場的には、5月と10月あたりも悪くなさげ。

ただまぁ、奄美大島って、最初にも書いたけど大きな島ですから、以上のデータも推測も、あくまでも「いまいち信用できない目安」にしかなりません。岬をいっこ挟むと天気が全然違っていたりしますし、1日の間でも天気がコロコロ変わります。島の天気は移ろいやすい、です。

さて、以上のグラフは、気象庁のサイトの「気象統計情報」にある「過去の気象データ検索」からデータを引っ張ってきて、Excelにて作成しました。似たような記事を、旧ブログでも書いたことがあります。

→ 東京・都心の気温の平年値をグラフ化してみた

数字の羅列を見ると心がほっとする、という人にはおすすめです、気象庁サイトの、気象統計情報のページ。